うどんファンタジスタ2011(石神井公園「むさしのエン座」) | |||||||||
石神井公園はふるさと文化館「むさしのエン座」で開催されている「うどんファンタジスタ2011」にお邪魔して来ました。 うどんファンタジスタ2011は、10月25日から30日まで6日間、日替わりで全国各地のうどん屋さんがそれぞれの自慢のうどんを出される魅惑のうどんイベント。 1日目に出店された香川県の「よしや」さんは300杯完売。 2日目の武蔵村山「満月うどん」さんは概算270杯。 3日目の京都府「竹松うどん」さんは350人ほどのお客様がいらして完売されたそうです。凄いですねー。 私がお邪魔したのは28日、イベントとしては4日目に当たります。 この日の出店は宮崎県の「ふなや」さんと「にし平」さん。「ふなや」さんには以前、宮崎のお店にお邪魔した事があります。(現在は加納から移転されています) 開店直後の10時ちょいの入店だったので、まだ若干席には余裕があるという状況。(昼時には待ちが出来ていた模様です) 知り合いの方が3人先客でいらしていて、4人掛けテーブルの1席が空いていたので、そこに混ぜていただきました。客席からほど近い所で「にし平」の大将がうどんを打たれているのを見る事が出来ます。 「むさしのエン座」の大将や奥様、「ふなや」大将のフナヤンさんはもちろん、スタッフはほとんどの方が知り合いで、その様子が何だかアットホームで微笑んでしまいました。 この日のメニューは二種類。どちらも宮崎牛を使ったスペシャルメニュー。 「にし平」さんの「宮崎牛のおろしぶっかけ」、「ふなや」さんの「宮崎牛のおろし釜揚げ」各1,000円です。
今日は一杯だけでいこう、と思いながら宮崎牛のおろし釜揚げを注文。一番釜に間に合ったのか、ほとんど先に席に座っていた方と同じタイミングで出て来ました。 おお、綺麗な盛り付けに見ただけでワクワクしてしまいます。 うどんはやや太めのストレート麺。目の前でにし平の大将が打たれていた、正真正銘打ちたて切りたてのうどんです。 いただくとぶわっと口内に溢れる粉の甘味。ほんの少し柔らかめで、でも噛んだ時の弾力、粘りはしっかりとしています。美味しいのはわかっていましたがこれは想像以上です。ダシをかけなくても全部食べられる位です。 つけダシの中には人参のオレンジ、柚子の黄色、ほうれん草の緑、キノコの茶にネギや蓮根の白とステキな色彩が溢れています。 さらに底から出て来るのは宮崎牛の旨味。色に負けない濃い目の味つけなのですが、それがかえってこの力強いうどんにピッタリ合って美味しかったです。
周りの方は皆様もう一杯頼まれたとの事で、私も勢いでもう一杯注文。宮崎牛おろしぶっかけはこれまた彩り豊かで迫力満点。 ぶっかけの形をとりながら、ひやひや並に注がれたダシ。ベースは釜揚げのつけダシと同じなのかな?と思いました。 うどんは冷やされた分繊維が密集してコシが増し、でも硬すぎない絶妙の食感。 ダシも具もこれまた美味しく、最初の内はこっちの方が好みかも!?と思ったのですが、こちらの方がうどんがダシに浸り続けていた分、食べ進めるにつれて段々、ダシの濃さが気になるかなー…?と感じておりました^^; でももちろん美味しかったです。 この日も大盛況の中、完売となったみたいです。 明日の土曜日は大阪の「情熱うどん 讃州」、そして最終日である日曜日は以前、個人的にもお邪魔した事のある徳島の「名麺堂」が出店されます。どちらも週末ということで今までにない混雑が予想されていますが、それ以上に大阪、徳島の有名うどん店のうどんがいただけるという事で、一客として楽しみで仕方ありません。 もちろんお邪魔したい!と考えています。 (2011/10/28)
ご縁ありまして、10月29日(土)の開催5日目もお邪魔する事が出来ました。 5日目は、大阪府「情熱うどん 讃州」さんのうどんがむさしのエン座でいただけます。 この日は奥さんと一緒に出かけて10時5分には入場したのですが、すでに店内満席で4組ほど待ちが出ていました。 (写真は10時40分頃のもので、この時は少しテーブルが落ち着いていました。隠れてしまいましたが、写真右で明日出店される「名麺堂」の大将、泉さんもうどんを食べていらっしゃいます(笑)) この日のメニューは 「ざるチャーシュー」900円 「ちくわの天ぷら」100円 の2種類です。
今日はもちろん両方頼みます。注文してしばらく待って出て来ましたざるチャーシューがこちら。 綺麗な盛り付けですね。何でもこのうどんの盛り付け、「讃州トルネード盛り」と呼ばれているのですとか。 うどんは、後で写真を確認した際に思わず「エロい!」と叫んでしまった位に艶かしい麺線をしています。中太で捩れがほとんどなく、表面がツヤツヤ、そしてヌルヌル。 食べてみるとヌルッとした独特の口当たりが滑らかに口腔を舐り、にゅるんと歯を刺激します。昨日の宮崎うどんよりも柔らかくてしかし粘りは強い、官能的な食感にクラクラしてしまいます。もちろん美味しいです。 ダシはラーメンマニアの大将が作られたというだけあり、ラーメンテイストに寄った逸品。中に入ったチャーシューはトロリと舌の上で溶け、上に乗った温泉玉子が濃厚にマイルドにダシを包み込みます。 東京のうどん屋ではいただけないダシでした。こちらも美味しかったです。 ちくわの天ぷらはこちらで2人前。 写真だと小さめに見えますが実はこれ、とても巨大。半身でも充分な大きさです。もちろん揚げたてでサクサク中シットリ。とても美味しかったです。 うどんファンタジスタ2011は、いよいよ明日10月30日(日)が最終日。有終の美を飾るのは徳島の「名麺堂」さん。こちらも楽しみです! (2011/10/29)
最終日のおうどんは徳島県「名麺堂」さんのおうどんです。個人的に泉さんのうどんをいただけるのは実に4年半ぶり。メチャ楽しみです。 この日は10時半頃の入店で、早くも8組ほど待ちが出ておりました。 この日のメニューは「温玉肉ぶっかけとり天添え1,000円」。 普通盛りでうどんが400gもあるというボリューム満点の一品です。
冷たいのと温かいの両方いただきましたが、温かい方が非常に美味で食べやすかったです。 逆に冷たいのは麺線がやや太めのせいかちょっと固めでした。それでもサクッと完食しましたが(^^ゞ ダシはイリコが効いていて見た目よりもスッキリしたイメージでもちろん美味。温泉玉子が溶け出してマイルドになった所を飲み干してしまいました。 天ぷらは揚げたてでふんわりしていてムネ肉を使っているのか味はスッキリめ。 徳島流という事でソースでいただいてみましたが、さっぱりとしたこの天ぷらには良く合って美味しかったです。奥さんもしっかり完食していました。 --- 合計3日間お邪魔させていただきましたが、どの日も非常に美味しいうどんと、素敵な時間を過ごさせていただきました。 うどんをご提供された大将、そしてスタッフの方々に、心からありがとうございました。 (2011/10/30)
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