念願の
「資さんうどん」にようやく来ることが出来ました。
1976年創業、北九州を中心に50以上の店舗を展開する、牧のうどん、ウエストと並ぶ福岡の雄。
私がお店を知ったのは漫画
「めしばな刑事タチバナ」の7巻で、もう10年前のことです。
今回お邪魔したのは博多千代店で、祇園駅から徒歩10分ほど。
福岡空港から直行すると、公共交通機関で30分もあれば着いてしまいます。アクセスの良さに驚きます。
そしてさらに驚くことに、資さんうどんはほとんどの店舗が24時間無休営業です。
夜遅くでも使えますし、今回のように朝8時に空港に着いた時も安心です。
お店はファミレスのような雰囲気でとても広く、70席くらいはあるのではないでしょうか。
一人用に小分けされたテーブル席もあり、おひとりさまも入りやすいです。
注文も卓上のタブレットで行え、急がなくて良いのがありがたいですね。
メニューは肉、ごぼ天、かしわ、丸天などを始めとしてたくさん。
うどんだけでなく、丼もデザートも何でもあります。
こちらは帰る時に気が付いたのですが、何とおでんもありました。しかもセルフサービス。
個人的に経験が薄いのは自覚している上で書きますが、あまり博多うどんのお店でおでんは見かけないように思います。
そういえば、お店入ってびっくりしたことの一つとして、資さんうどんのお持ち帰り用商品用お土産には
「讃岐うどん」と書いてあるんですよね。
資さんうどんが昭和55年に法人設立された時の社名は
「有限会社 さぬき屋食品」でした。
その名残なのか、それとももしかすると資さんうどんは、現在も実際は讃岐うどんのお店として運営されているのかもしれません。
横道に逸れましたが、今回は一番人気の肉ごぼ天と、名物のぼた餅を注文。
うどんはやや平べったい形をしていて、食感は外がフワッ、中がモチッとした独特の食感。
福岡のうどんは柔らかいものが多いですが、その柔らかさにも色々な食感があって、こちらのはまた個性的です。
出汁は醤油色が少し強めで、こっくりとした旨味。
お肉は甘辛く煮付けられていて、出汁とうどんにとても良く合います。
ごぼ天は長方形状に切られ揚げられていて、ポリッとした食感に、中からサクッとした甘味が感じられて美味しい。
個人的に、何故か関西風の出汁にごぼう天を乗せるのが苦手になってしまったので、さりげなく別盛りなのはポイント高いです。
あと、一通りいただいてビックリしたのは、先日家内が買ってくれた、お土産用の冷凍資さんうどんと全く同じ味がしたことです(笑)。
これは衝撃的でした。ある意味これは、資さんうどんはお店と全く同じ味が何処でも食べられるということです。ワクワクします。
お店でしか試せないものももちろんあって、それは卓上のとろろ昆布入れ放題。
個人的にとろろ昆布は(味は少し変わってしまいますが)かけうどんの最強の具材だと思っています。
遠慮なく(常識の範囲内で)入れて美味しくいただきました。
再現度が凄かったうどんに対して、冷凍よりもお店の方が100倍美味しいと感じたのはぼた餅。
冷凍はおそらく解凍が難しいのでしょうね…。
甘さ控えめで小豆の味がして大変にうまうまでした。
美味しさもさることながら、細かいところまで目の行き届いたサービス、ホスピタリティに企業努力が感じられ、感服してしまいました。うどんというよりファミレスに近いですね。
人気があるのも改めて納得なのでした。