富山県高岡市へ。
それは、今から遡ること2週間ほど前。
何処かに旅行に行きたいなーとは思っていたものの、まだ行き先を決めかねていた時期でした。
そんな最中、ふと富山県のうどん情報を眺めていたところ、気になる1フレーズを見つけたのです。
「東の糸庄、西の吉宗」 !?
正直、今回の富山行きはこれがきっかけとなったと言っても過言ではありません。
衝動に駆られて、東の糸庄にお邪魔した翌日、満を持して西の
「吉宗」に向かったのでした。
お店は路面電車の市民病院前駅から徒歩5分ほど。
高岡駅からだと徒歩40分くらいかかります(帰り歩きました)。
年季の入った店内は掃除が行き届いており、席間にはゆとりがあって居心地が良いです。
座敷やテーブル何でもありで70席ほど。
一人客からカップル、家族連れまでニコニコとうどんを食べており、地元に愛されているお店なんだなあと実感できます。
元気なおばちゃんが数名でテキパキ接客されていました。
メニューはそれほど多くなく、わかめ、いなり、豆腐(?)など温かいのと
ざる、天かす、田舎など冷たいので10品ほど。
しかしここの名物はカレーうどんで、お客さんの8割はこれを頼むそう。
私もそちらを頼んでみました。
程なくして出てきた一杯は、大きめの丼になみなみとカレーが注がれています。
うどんはやや細めで、ややボソッとした食感。
カレーはカレー南蛮などに比べると粘度が高く、カレーライスのルーに近い感じ。
甘党の私でも問題ない辛さで、かといって辛くない訳ではなく、食べ進めるにつれてピリピリっとした感覚と共に、身体がポカポカしてくるのが感じられます。
具はゴロゴロとした鶏肉がたっぷりと入っていて、うどんとカレーの橋渡しをするかのように良いアクセント。
お、これはお得だな…と内心喜びつつ食べ進めていたのですが。
その10分後、目の前の丼の異変に気付きます。
…あれ、いつもより減りが遅い…?
私はかなり食べるのが早い人間でして、いつもでしたら10分あれば1杯食べ終わってしまうことも多いのですが、今回はまだルーが2割くらいしか減っていません。
うどんが噛みごたえあるからなのか、カレーが熱熱だからなのか、粘性が高いからなのか。
単純に量も多いのですが、こんなに食べても減らないと感じたのは初めてです。
入間市の古都ですらこんな感覚はなかったのに(笑)。
それからさらに20分ほどかけてようやく食べ終わったのですが、しばらく動けないほどのダメージ(笑)を負いました。
見た目そこまで多い印象はなかったんですけれどもね…。ビックリです。
でも、とても美味しいうどんでしたよ!