愛知県名古屋市
「星が丘製麺所」にお邪魔しました。
星が丘製麺所は、今年5月にオープンした星が丘テラスのきしめん専門店。
築地口のミシュラン掲載歴がある老舗うどん店
「高砂」、そしてうどん百名店入りを果たしつつも現在休業中の今池
「太門」の店主が、タッグを組み誕生しました。
星が丘テラス開店11時前の時点で、すでに並んでいるお客さんが10人ほど。
開店後、すべてのお客さんが星が丘製麺所に向かったのにはビックリしました。
開放感のある店内は、右手で麺を作っているところが見えます。
カウンターにテーブルで席数は44。
個人的にビックリしたのは、若い店員さんが沢山いらっしゃったこと。
きしめんという文化にこれだけ若い方が集まられていることに、正直ビックリしました。
ちなみに、太門さんはこの日はいらっしゃらないようでした。
外では冷凍麺や出汁の販売も行っています。
星が丘製麺所の今回の売りの一つはこの冷凍麺。
特殊な技術により冷凍されたこのきしめんは、生と比較しても遜色ない美味しさと謳っており、お店でもこの冷凍麺を出していることを公言しています。
これは、店舗展開を視野に入れた時、参入の敷居を下げる狙いもあるようです。
全てはきしめんの美味しさを再確認してもらうため、との意気込みが感じられますね。
メニューは沢山の中からカスタマイズすることが出来ます。
麺は量を、つゆは赤白味噌、ざるつゆの4種類。
さらに大量のトッピングに天ぷら。
これは何度来ても楽しめそうですね。
ちなみに、何を頼んだら良いかわからない!という方にも、おすすめメニューが6種類掲載されているので安心です。
今回はその、おすすめメニューから
「太門」を注文。
10分ほど待って出て来ました。
出汁は白つゆ。そしてスライスされたすだちが奇麗に並べられています。
太門はケンミンショーでも
「インスタ映えするきしめん」と紹介されていましたね。
このすだちの盛り方、今は結構やられているお店が多いのですが、私が初めて見たのは太門さんが店長をされていた時代の田町
「肉芝」でした。
余談ですが、そういえば肉芝はいま愛知県にあるみたいですね。ビックリです。
白出汁は鰹のざらっとした風味が前面に出ています。
讃岐とはまた違う、でも関西とも少し違う太門さんのお味。美味しいです。
すだちは香り高い酸味がたまりません。今日いただいたのはやや酸っぱみが弱めでしたが、このくらいの方が私にはありがたいです。
この日はサービスで、メニューとは別にすだちが2個もらえました。
きしめんはキュッとした噛み出しとムニュンとした噛みごたえ、そしてツルンとした喉越しが非常に高いレベルで融合しています。
もちろん美味しいですし、またこの食感がきしめんを構成する要素として、極めて重用な役割を果たしていることがわかります。凄い。
サイドメニューはちくわ天と紅生姜天。
ちくわ天は歯離れが凄いというか、かつて味わったことがないほど柔らかいです。美味しい。
紅生姜天もビールが欲しくなりますね。
どうもごちそうさまでした。
お洒落な店内に新世代の到来を感じさせるコンセプト、ビジュアル。そしてもちろんきしめんお味は流石の完成度。
メディアへの露出が多いこともあり、あっという間に人気店に駆け上がったことも納得の一品でした。
きしめん文化を根付かせるために着々と進むプロジェクト。今後が楽しみです。
あ、次はお手伝いロボットが動いているところを見てみたいです!