木場
「博多うどん ふくべ」にお邪魔しました。
2020年12月開店。
店名の通り、博多うどんがいただけるお店なのですとか。
お店は木場駅から5分ほど歩いて、橋を渡った先にあります。
SNSなどの情報では気が付かなかったのですが、店頭に
「久留米風博多うどん」と書いてありますね。
いやがおうにも期待が膨らみます。
店内は厨房をカウンターが囲む小料理屋さんのような雰囲気で、どちらかと言えば軽く一杯飲んで食べたくなるような印象。
実際、先に入られていたお客さんはお酒を楽しまれていました。
カウンターの後ろには小上がり席もありました。ゆっくり落ち着いて飲みたい方には良いかもしれません。
メニューはかけうどん605円から。
丸天、肉、ごぼ天…と博多を彷彿とさせるラインナップが並びます。
また、おにぎりの欄もあって、博多定番のかしわ飯があるのがまた嬉しい。
今回は丸天とかしわ飯のおにぎりを注文。
うどんは丸く太く柔らかいです。
それも、歯、箸どころか唇で切れてしまう柔らかさ。
いわゆる
「持ち上げるとブツブツ切れるうどん」なのですが、こちらはそれが徹底されています。
個人的に思っている、博多うどんのイメージに一番近い博多うどんは
「牧のうどん」なのですが、東京でいただいたお店の中では最もそれに近いうどんです。
ほぼそのまんまです。
出汁はまろやかで繊細。味蕾の一粒一粒を青魚の旨味が刺激するかのよう。
Rettyで公式に煮干しと書かれていましたが、個人的には鰹の印象に少し近く、飲みやすいと感じました。
まさに、久留米などで言われる
「お吸い物」として美味しい出汁です。当然うどんとの相性も抜群です。
丸天は薄くて丸くてふんわり。
魚の甘味が出ていてこれまた美味しい。
かしわ飯はまろやかな鶏の旨味、昆布は甘く煮付けられていてこれまた最高でした。
周りの目を気にせず、最後に出汁に放り込めば良かったと後で後悔。
飲み屋の雰囲気が強い印象でしたが、お昼にいただくうどんも(もちろん)全く問題なく、本当に美味しかったです。
今ではだいぶ博多うどんがいただける店舗が増えて来ましたが、それでもここまで博多うどんした博多うどんは東京ではあまりいただけないと思います。
お好きな方には是非お試しいただきたい一杯です。