少し前に、本格的な讃岐うどんが学食で食べられるとニュースになったことがありました。
最近はほとんど外出出来なくてなかなかお邪魔出来なかったのですが、運良く有休が取れたのでこの機会にと飛び込んでみました。
場所は國學院大學の渋谷キャンバス。店名は
「和 NAGOMI」です。
渋谷駅から徒歩15分ほど。バスに乗れば7分ほどです。
お店は3号館の一階にあります。
店内はシックな雰囲気に野点傘が置かれ、和食のお店であることをシンプルに意識させてくれます。
テーブル席と窓側にはカウンター席も配置され、楽に100人以上入れそうな感じ。
10時半の開店と同時に入りましたが、学生さんが一緒に10人くらい店内に吸い込まれていきました。
券売機で券を購入して注文します。
かけうどんが240円とビックリする安さ。私が昔通っていた大学の学食はもっとずっと高かったですよ…。何とも羨ましいです。
他にはぶっかけ、わかめ、肉、カレーうどんと揃っています。天ぷらもオプションであります。
丼やうどんで注文するカウンターが分かれていて、うどんは真ん中辺りのカウンターです。
大人数をさばくので、うどんは茹でおきのものがあらかじめ椀に入っていて、それを温め直したりしています。これはもう、システムを考えたら必然でしょうね。
そんな訳で、かけうどん。
おうどんは中太からやや太めで四角、もっちりとしたもの。
茹でおきですが温められて甘みが感じられます。
出汁は底が見えるほど透明度が高く、見とれてしまいます。
さば節やかつお節、醤油などは香川県から取り寄せているとのこと。
いかにも讃岐うどん!というようなイリコイリコした個性はありませんが、しみじみと美味しいです。
個人的には最初から天かすが入っているのは少し勿体無い印象を受けました。
でもこちらの天かすはそれ自体も何だか美味しかったりして。
げそ天は藤原屋のアレを思い起こさせる想像以上な大きさ。
ムラサキイカ使用だそうです。これまたアッサリとしていて美味でした。
毎日でも食べられる素朴な讃岐うどんという印象で、学食にはピッタリのメニューだと感じました。
でも天ぷらがしっかりしていたり、素朴な中にも通うのが楽しくなる要素がいくつもあって、そこが嬉しくなりましたり。
何とも学生の方が羨ましいです。