夕方近く、山梨県富士吉田市
「奉仕や」に向かってみました。
そういえば今日一日、まだきんぴらを食べていないではないか、きんぴらきんぴら…と流れ流れて辿り着いたうどん屋さんです。
2005年2月オープン。地域密着型で、縁あるお店が多い吉田の中では比較的新しいうどん屋さん、という印象です。
それでも10年以上営業されているお店。店内に入った途端に熱気ムンムン。地元の人に愛されてきた空気が感じられます。
50人ほど座れる広い座敷とテーブル席が少し。
入って左手前は厨房で、ご年配の女性がせわしなく作業されています。
15時前でもお客さんで一杯でした。
メニューは、かけ、つけ、冷しと別れており、それぞれかけ400円、つけ500円、冷やしたぬき450円から。
注文はテーブルに置いてある紙に数を書いて持って行きます。
そういえば、ここの壁に貼られているメニューはひばりが丘高校うどん部の方が作ったとのこと。
吉田うどんの幟もうどん部製のものがありましたし、この辺りの活動振りはとても素晴らしいですね。
今回はもちろん、きんぴらうどんを注文。
しばらく待って出て来たうどんは、シンプルに白葱、そして牛蒡のきんぴらが乗っていました。
うどんはやや細めで画一的な形状。
吉田のうどんとしてはかなりおとなしめですが、この日4杯目のうどんとしてはとてもホッとする味です。
出汁はダシダシしておらず、醤油がやや前に出た甘めのもの。こちらも日常的な出汁で落ち着きます。
きんぴらは量が多く楽しめました。どれもスッと胃に収まってくれました。
ちょうど時間的に部活帰りだったのか、学生さんが多かったのが印象的でした。
日常的にあるとホッとする雰囲気。これからも末永くそこにあり続けて欲しいな、と思えるお店です。