田村を出て10分程走ると、今までよりさらに田舎びた道に入ります。
周りは田んぼだらけですが、車の通りは少ないので走りやすい、気持ちの良い道です。
そこから、さらに10分程走ると店の看板が見えて来ます。
王者「山越うどん」。今回の旅で一番来てみたかった場所。讃岐うどんの聖地と呼ばれる店です。
S級指定でなおかつ香川でも1、2を争う超人気店。GWにはこの香川の片隅に2時間待ちにもなる行列を作りました。
私がこの店を初めて知ったのも、テレビでものすごい行列が放映されていたのを見た時で、交通整理の人まで出ていた光景に唖然としたものです。
幸い、平日の昼前な事もあって、今日はまだ行列が店外に伸びていません。
「魔法の水から作られる」と称されるうどん。そして元祖と言われる
釜玉とご対面です。
まずは
釜玉を注文(ここでの名称は釜揚げ卵うどん)。一玉90円に卵が50円で140円。
麺を茹でる釜から直接丼に麺を入れるのが釜揚げ。これに卵を入れるので釜玉。
今でこそ色んな所で見るメニューですが、元はここのお客さんが始めたのが最初なのだそうです。
ものすごい綺麗なうどんです。今まで見てきたどのうどんよりも輝いていました。醤油を入れて、かき混ぜて啜り込むと
んンまい!! 水で締めない釜揚げにも係わらず、ものすごいコシと弾力があります。かつそれが卵と絡んでツルツルした喉越しを作り出してもう
本当にうまい。顔が緩んじゃって仕方ありません。
昔から証明写真が犯罪顔で有名な私ですが、ここでうどん食べている最中に撮ればきっと
菩薩の様な顔をしている事でしょう。
あっという間に食べ、もっと食べたい!という気持ちが治まらないので、お代わりをもらうために丼を持って外に出ます。
すでに店の外まで行列が出来ていましたが全然気になりませんでした。幸せな顔をして丼持って
ほにゃ~んと列の最後尾に並ぶと、目の前のおっちゃんが
「平日はお替りの人は並ばないで直接注文していいんやで」
ほにゃ~ん。 続いて冷たいの一玉。冷たいダシをかけました。
水で締められて卵が無い分、さっきの釜玉より純粋に麺が輝いているのがわかります。見るからに美味しそうとはこういうのを言うのでしょう。それでは頂きます。ずずず…
(*゜∀゜*) すみません。途中から我を忘れたので言葉を作れませんでした。解説
パス1で。
まさしく
生きた刺身としか言い様の無い、素晴らしいうどん。
ここの店だけは何が何でも、生きている内にもう一度食べに来たいと思います。