東京駅に隣接する大きな大きな八重洲地下街に、関東では滅多に見ない名前を2つも見つける事が出来ます。
「博多うどん」。その名の通り、博多うどんを食べさせてくれる店なのだそうです。
今回向かったのは八重洲地下街の南口店の方。他に中央店もあります。同じショッピングモールに2店舗あるのは不思議な印象ですが、それだけ人気店なのでしょう。
ここは博多出身のタモリ氏も良く来る店なのだとか。目の前には手打ちうどん「
杵屋」、その隣には蕎麦「そじ坊」があって、ちょっとした麺激戦区になっています。
テーブルが10個程ある店内は、まさしく駅構内の飲食店という感じ。昼時だった事もあって8割方席は埋まっていました。空いていたテーブル席に座って周りを眺めてみると…何だかお客さんの机の上に、すり鉢がどんと置いてあります。…あれは何でしょ?
注文から3分程してごぼう天うどんが出て来ました。一緒に出されたのは、山盛りの白ネギが入った例のすり鉢です。おー、これネギ入れだったんですね。…って
何故すり鉢。上に乗っているごぼう天は、丸天(薩摩揚げ)と並んで九州を代表するタネなのだそうです。
そのごぼう天、千切りのごぼうがサクサク且つ衣はふんわり。成る程、名物と言うだけあってとても美味しいです。ダシとの相性も最高に良く、馴染むとフワフワ。うどんのための天ぷらと言っても過言ではありません。
ダシは昆布の効いた関西風で、ちょっと化調が混じっている様な気がしますが美味しい。うどんは中太で丸く…あの
市販茹で麺独特の風味が。あぁぁぁ。ブチブチしたりはしないんですけどねー…。
という訳で、風味以外はかなり好みのうどんでした。ダシとごぼう天美味しいですねー。博多うどんを食べたのは今回が初めてですが、これから東京駅に行ったらつい立ち寄ってしまいそうです。