2016年2月に開店の武蔵野うどん屋さん
「元祖手打ち武蔵野うどん 幸」へお邪魔して来ました。
お店は小田急線経堂駅の高架下、駅から徒歩2分ほどの車道沿いにあります。
小さい店内はカウンターのみで10席ほど。厨房の奥には麺打ち台っぽいスペースが構えられています。大将らしき方とバイトらしき女性の二人で営業されていました。
店内にはアンジャッシュ渡部さんの有料ブログやテレビで紹介されていたことが書かれています。
注文は食券制で、つけうどんに絞ったメニュー構成。
冷汁、なす汁、きのこ汁、肉ねぎ汁、そして全部入りのスペシャルと、武蔵野うどんのスタンダードなメニューから、カレー汁、チーズカレー汁、辛汁などの創作つけうどんまで縦に並んでいます。
量は小盛から重ねまでの5種類まで選べ、一番安いのは冷汁小盛の550円。
今回は肉ねぎ汁もり830円を注文。
注文からは意外と早く、5分ほどで出て来ました。
ひし型の器に納められたうどんは純白で、四角くややゴワッとした手打ちっぽいもの。
地粉感溢れる武蔵野地方のうどんではなく、埼玉県は熊谷の方や群馬県で楽しめる白い武蔵野うどんですね。
ほのかな塩気と小麦の甘味がきちんと楽しめて美味しいです。
肉汁は豚肉、ネギ、油揚げが溢れんばかりにたっぷりと入っています。
魚粉もかかっていて少しだけ今風ですが、出汁そのものは正統派な鰹の効いた甘めなもの。最後まで飽きずにいただけました。
少しだけ気になったのは、食べ進めるに連れてうどんが折れやすいのか、器内のうどんの長さがほぼ20センチ以下のものばかりになってしまったことでした。
もちろん味は変わらないのですが、やや食べにくさを感じたのも事実でした。
とはいえ、このお味の武蔵野うどんがこの場所、なおかつ駅近でいただけるのはありがたいことです。
このままどんどん突き進んでいっていただきたいお店です。