会社の用事で大宮を訪れました。ここを訪れたのは生まれて初めてです。
このページを始めてから、新しい所を訪ねる時は必ず近くにうどん屋があるか調べる様になってしまいました。今回の結果は「良いお店があるらしい」という喜ばしいもの。用事の前に立ち寄ってみる事にしました。
大宮西口から西遊馬行きのバスに乗り15分程。三橋六丁目バス亭に到着したすぐそこに、目的の
「藤店うどん」はあります。
昭和30年代に営業を開始したというこの店。周りの道路にはうどんの幟がこれでもかという程掲げられていました。
とにかく大きい店。第一印象はそれに尽きます。駐車場も40台は入りそうです。
店頭では手打ちの実演を行っていますが、それも1人では無く若い店員が3人で行っています。写真を撮っていたら、こっちを見て
3人全員が笑いかけて来ました。うー、観光客みたいでかなりこっ恥ずかしい気分。
入った店内はやはり広く、カウンター座敷テーブル各々合わせて70人程は座れそうです。昼前に行ったのですが、この多い席がほぼ満席になっているのはかなり壮観でした。
店内の一角に厨房があり、10人以上の店員が戦争状態で忙しそうに働いています。
メニューはこちら。肉汁うどんが人気と書かれていますが、その横になるぶっかけうどんの写真が
ワタシの目を引いて離しません。どうしても気になるので、こっちを注文しました。
そのぶっかけうどんがこれ。
天ぷらでうどんが見えません。横には大根おろしと白ネギが添えられています。
丼の中を箸で穿って引っ張ると、ちゃんと切れずにうどんが出て来ました。うどんは茹で立てやや細めの、ほんの少し固茹で。弱めのシコシコ、しなやかなコシがあって美味しいです。
それを覆い隠す天ぷらはどれも揚げ立て且つ巨大。プリプリの海老、しっとりとした茄子、ホクホクのカボチャがシューシュー音を立てていました。ダシは残念ながら天ぷらの油に隠れて味がわかりませんでしたが、美味しく飲む事が出来ました。かいわれが良いアクセントになっています。
正々堂々とした気持ちの良いうどんでした。観光客向けの様な外観からは想像もつかない程良い店です。次来る機会があったら、一番人気の肉汁うどんも是非試してみたい所です。