博多でも屈指の人気を誇る
「因幡うどん 博多一番街店」にお邪魔して来ました。
創業55年を誇る老舗で、現在福岡市には4店舗あるそうです。
今回お邪魔した博多一番街店は、博多駅直通の地下街にあります。
当初は一番街と書いてあるし余裕だろうと思っていたのですが、博多駅地下街はダンジョンや…orz
30分以上地下街を彷徨いました。
30人くらい入れそうな、昔ながらの食堂といった店内。お昼時入店でほぼ満席。
メニューはきつね、たぬき、丸天…などスタンダードなメニューが450円から。博多ではメジャーなごぼう天も480円。
全体的に安めで、鍋焼きうどんも750円というリーズナブルさ。素敵ですね。
ごく個人的に、あまり博多うどんでは冷たいうどんをいただかないイメージがありましたが、こちらにはしっかりと冷たいメニューが。
しかも「蕎麦・細うどん」と書かれており、温かいのとは別製のうどんだそうです。
生麺から茹でますので時間がかかりますとのこと。
冷たい細うどんにも惹かれましたが、今回は敢えてスタンダードな丸天うどんで。
この日は先客が多かったので、注文してから出て来るまで少し待ちました。とは言っても5分程ですが。
この早さは嬉しいですね。
ちなみにネギは卓上にあって取り放題です。
卓上の丼にネギにトング、以前東京駅地下にあった「博多うどん」をそこはかとなく思い出して一人涙がちょちょ切れましたり。
うどんはやや太めで容赦のないやわやわ加減。箸で持ち上げるとブツブツ切れます。
うどんというより、もはや別の具と呼んだ方が正しいんじゃないかという雰囲気です。
でもこれが美味しいのです。うどん自体甘くて出汁もシミシミ。
胃に全く負担を与えずストンと落ちる感じがたまりません。
出汁はやや塩気が強く、節系の風味が感じられるもの。
讃岐とも大阪とも違うこの味わいは、博多のすめ独特のもの。やっぱり良いなあ好きだなあ…。美味しかったです。
肩肘張らない、いかにも博多の日常といったうどんで、いただいてホッと出来る味わいでした。
いつものうどんでこの完成度。やはり博多の方が羨ましいです。