香川県三豊市にありました「松井うどん」が先月閉店され、この6/26から
「松井製麺所」として四谷三丁目にプレオープンしました。
香川県のお店がそのままこちらに来られるのは、あまり聞いたことがありません。まさに青天の霹靂です。早速お邪魔して来ました。
ちなみに松井うどんの大将のお兄さんは「踊る大捜査線」シリーズを手掛けた本広克行監督で、映画「UDON」を撮るに辺り弟さんを脱サラさせてうどんの修行をさせたことでも有名です。
映画「UDON」の、主人公のうどん屋さんの名前は「松井製麺所」でしたね。
場所は四谷三丁目駅を出て新宿通りを新宿御苑方面に向かうと5分ほどで見えて来ます。
半地下になっているので初めての方は戸惑うかもしれませんが、四谷三丁目方面からだと、ちょうどそちら方面に向いた「さぬきうどん」と書かれた大きな白看板があるので、見つけやすいと思います。
店内は大きなテーブル席とカウンター席があり、30人ほど入れそう。
奥にセルフのカウンターがあり、うどんを注文→受け取り、天ぷらを取って、レジで会計というスタイル。
奥の厨房では、大将奥様、そして多数のスタッフが元気にお仕事されていました。
メニューはかけ、しょうゆ、ぶっかけ、釜玉、黒カレーの5種類。
こちらはプレオープン中なので今後変わってくるかもしれません。
値段は小サイズで、かけ、ぶっかけ400円。しょうゆ450円。釜玉500円。黒カレー700円となっております。
天ぷらもしっかりと並んでいます。
大きな鶏肉の「ちき天」や香川県では定番のげそ天から、「たこちく」「えびちく」などあまり聞き慣れないメニューも。
レジ後ろには薬味スペースが。
御馴染みの天かす、ネギ、生姜に加えて、レモン、何と福神漬けもあります。これはきっと黒カレー用ですね。
お水は巨大なやかんの中。ソースも置いてあります。
今回は、まず黒カレー小を注文。
うどんはやや太めでふんわりこと柔らかめ。甘みもありとても美味しいです。
本当にあちらのうどんをそのまま持ってきた感じです。
黒カレーはその色とは裏腹に、爽やかな旨味が先行してとても食べやすいです。辛さは控えめ。
偶然居合わせました、香川県のお店でも食べたことある知り合いによると、トマトの酸味が控えめで、向こうよりも食べやすい味になっているんじゃないかなーとのことでした。
続いて、かけ小も注文。
かけのうどんも柔らかいです。でも切れないリキがありますね。
こちらも素晴らしく美味でした。
透き通った優しい黄金色の出汁は、風味柔らかめでゴクゴクと飲めますが、後からしっかりとイリコの香りが鼻を抜けます。
あぁ、そういえばイリコってこういう香りだよなー…と、久方ぶりに思い出しました。
美味しかったです。
個人的に三豊市の松井うどんさんにはお邪魔したことがなかったので、こんな書き方しても良いのか恐縮ですけれども。
本当にそのまま向こうのお味をそのまま東京に持って来た感じで、とても美味しいうどんがいただけました。
7/1がグランドオープン予定。
うどんの完成度だけ見れば、個人的にはあっという間に行列店になってもおかしくないんじゃないだろうか…と感じました。
これからもドンドン突っ走っていただきたいお店です。
個人的には、情報だけ手にしておきながら遂に松井うどん時代にいただけなかった、ポテチンやねば珍のご提供にも期待しております(笑)。