春の讃岐うどん巡り1日目2店目。
清水屋さんからトコトコと、20分程歩いて辿り着いたのは
「上野製麺所」。
全くと言っていいほど人通りのない香東川のほとりにぽつーんと建っていまして、お店を見つけた時は感動してしまいました。
2003年に開店したお店で、一度閉店されたのですが、たも屋で研修を受けて先日再オープンし、話題になりました。
(たも屋の件は新開さんに教えていただきました。ありがとうございます)
私的な話で恐縮ですが、10年くらい前に私がtwitterでアカウントを作った直後に大将からフォローいただきまして、それ以来いつかお邪魔させていただきたいなーとずっと思っていたのです。念願叶いました。
年期の入った店内は、左手に大きな厨房、右手に大きな客席スペース。
大テーブルあり小上がりありで一人客にも家族連れにも優しい造り。
開店直後の入店でしたが、すでに何人かのお客さんがうどんを啜っておりました。
こちらのメニューは一玉ではなく、半玉からのご提供です。食べ歩きには嬉しいですね。一番安いのはかけや醤油で180円。
かけを注文したら、3分ほどお時間いただきますと優しそうな大将。番号札をいただいて席で待ちます。
今回は1玉をそのまま(ひやあつ)で。
出て来たうどんはもちろんピカピカ。やや細めのうどんは茹でたてでも柔らかく口内をくすぐり舌を楽しませてくれます。
清水屋さんと比較すると素朴で実直な感じ。落ち着くうどんです。
出汁は透き通った黄金色。
いりこがしっかりと香り、少しだけ塩気が強め。美味しかったです。
一見、こんな所にお客さんが来るのかな~と思われる所にうどん屋さんがあって、それがしっかりと美味しく、評価されてお客さんも集まって来るという、こちらはこちらでまた香川県らしい素敵なお店でした。
讃岐うどんの世界、本当に奥深いです。