最近、じわじわと博多発のうどん居酒屋を名乗るお店が東京に進出して来ています。
その先鋒とも言えるのが、先日お邪魔しました「博多うどん酒場 イチカバチカ」、そしてもう一軒が先日、中目黒に東京一号店進出を果たしました
「二○加屋長介」。
今回は、1号店にはないランチがある、東京進出2号店の大手町店にお邪魔して来ました。
お店は大手町パークビルディングの地下一階にあります。
有名店がひしめく食堂街の一角に堂々と佇む面構えは、東京に進出して3ヶ月で行列店に上り詰めた、中目黒店の勢いを受け継ぐかのよう。
しかし開店は2017年2月。まだ一ヶ月も経っていないのがビックリです。
店内は天井が広くオープンで気取らない大衆居酒屋の雰囲気そのもの。
しかし真新しいピカピカの空間がフレッシュさを感じさせます。
テーブル席のみでキャパは40席(ソース:食べログ)。何人もの若い店員さんがチャキチャキ元気良く動かれています。
平日お昼時の訪問で満席。店外の行列は6人でした。
注文は食券制。
メニューは博多中心かと思いきや、先頭に来るのは何と釜玉。その後にもおろしぶっかけうどん、しょうゆうどん…と讃岐っぽいものが続きます。
かけメニューで丸天、一番人気のごぼう天が顔を出しますが、あまり全体的に博多を押し出していません。
変り種では油うどん、カレーうどんに、すだちの薄切りが沢山入ったうどんまであります。
博多発でも博多うどんを名乗らないのは戦略なのでしょうか。
気になるところですね。
しかし個人的にはやっぱり博多を、ということでごぼう天うどんを注文。
5分ほどで出て来ました。
うどんは白くてやや細め。
四角くて太さ均一。写真では鼓型ですが、個人的な主観では太鼓のようなやや麺全体が膨らんでいるような印象を受けました。
食べてみると腰はなくスッスッと歯に食い込まず切れていく感じ。
イメージとしては、乾麺を厚くしたような印象でしょうか。食べやすさは博多うどんの雰囲気を思い起こさせます。
出汁はやや薄めで、天ぷらと合わせて味を完成させるような感じ。
ごぼう天が乗っていたので細かいところはわかりませんが、印象としては中目黒よりも遥かに「すめ」に近い雰囲気です。
ごぼう天はささがきの牛蒡が何枚も入るスタイルでしたが、こちらは汁を吸いすぎてかしんなり。
パリパリ感もなく、油が出汁に移り過ぎてやや食べるのがきつかったです。
次回は別盛りでいただいてみたいです。
先日、中目黒で夜に色々いただいた時は、そのあまりの酒の肴の完成度にビックリしてしまいましたが、ランチはまだ始めたてで発展途上に近い雰囲気を受けました。
まだ一ヶ月ですし、次回お邪魔した時にどうなっているのか、とても楽しみですね。