私の師匠にあたるsakuさんが富山に行かれると良く食べていた、
「糸庄」のもつ煮込みうどん。
毎回その写真を見る度に羨ましくて「いつかは私も!」と思い続けてはや10年。今回、休みを入れて遂にお邪魔する機会が出来ました
糸庄は、富山の老舗のうどん屋さんで、場所は富山駅から徒歩40分ほど南下したところにあります。
少し歩いたところに路面電車の西中野駅があるので、そちらを利用した方が行きやすいと思います。
広い広い駐車場を抜けると、年期の入ったお店がお目見え。
11時の開店前に来たのに、前に10人ほど並んでいました。流石の人気ですね。
店内は厨房をぐるりと囲むようにカウンター、その周りにテーブル席。
30人ほどは入れるでしょうか。
注文は券売機。
横に店員さんが立っていて、人数を聞いてテキパキ仕切っています。
9割のお客さんがもつ煮込みうどんを頼んでいましたが、カレー煮込みうどんも美味しいそうです。
ご飯を一緒に頼む方も半分くらいいました。
釜前…いや、鍋前とでも呼ぶべきでしょうか。若いお兄さんが何個もの鍋に具材を入れては火にかけ、ガンガン鮮やかに回していきます。
火から下ろした鍋をすぐに席前に。湯気で中が見えないくらいにグツグツです。
そんな訳で、もつ煮込みうどん。
うどんは太め。氷見うどんを使用とのこと。
氷見うどんというと、ざる向きの細いイメージがありましたが、太いのもあるのですね。
これが、煮込みのために作られたのではと思うほど鍋との相性が良く、ふわふわした食感に出汁が染みてたまらない美味しさです。
出汁は味噌ベースでやや薄め。それを補って余りあるくらい、もつが味を出しています。
もつはピリ辛な味付けで臭みもなく美味しいです。
他の具材の蒲鉾や細い海老天もシミシミでウマウマでした。
ジャンルとしては間違いなくB級だと思うのですが、富山に来たら食べたくなるという口コミを沢山見るくらい、心に沁みる味でした。
きっと今後、私も来る度に食べてしまうのでしょうね。
うどんに興味がない方も、一度は訪れてみても損はしないと思います。