上司の豆蔵氏と打ち合わせのために北関東に行ったのですが、その帰り道にうどんでも食うベーと、埼玉県の
加須市に車を走らせました。市内に入ると、「手打ちうどんの町加須へようこそ」の看板が出迎えてくれます。
加須市は平成2年に
「うどんの町」を宣言した市で、人口約6万人程の市内には40軒程のうどん屋が集まっています。ワタシがこの市の存在を知ったのは、TVチャンピオン「うどん職人選手権」で紹介されていたのを見た時。うどん食いとして、以前から一度は行ってみたいなぁと思っていたのでした。
今回は全くどの店に入るか、という予定は立てていませんでした。とにかく最初に目に入ったうどん屋に入るというゲリラ作戦で車は市街へ向かい、そして入ったのがこの
「棒屋」だったのでした。広い店内、夜7時を過ぎていましたが先客はいませんでした。
野菜天うどんの温かいのを注文。15分程待って出て来ました。機械打ちだと思われるうどんは平打ちで細く、少しきしめんを思わせます。コシはそこそこ。天ぷらはしっとりしていて美味しいです。ダシは醤油と味醂と鰹の効いた、関東風の濃い口で甘めのものです。ワタシ関東風の黒いダシも好きなんですよ。懐かしい味でした。
全体的に、うどんに少し敬意を示した蕎麦屋のうどん。という感じです。ここでは蕎麦もやっているみたいですし、もしかするとそっちがメインなのかもしれませんね。