前回食べなかった釜玉を食べてみたいなーと、浜松町「うどん 甚三」を再訪問しました。
夜7時くらいの入店で、店内は半分ほど埋まっていました。そこかしこから美味しい!という声が聞こえてきたのが印象的でした。
壁には食材の一部産地が貼られていました。
煮干、小麦粉などはわかりますが、ネギも香川から仕入れているのには驚きました。
豚肉が千葉県なのは「林SPF」というお店のこだわりからですね。
そんな訳で肉釜玉を注文。
テーブルに置かれた出汁醤油を入れていただきます。
出て来た釜揚げのうどん、思っていたよりも固かったです。前回いただいた肉かけ冷やよりも固いくらい。
エッジが立ちまくった四角さで塩味が強め、醤油なしでも一杯ペロリといけそうな程。
お肉は釜玉でもうどんとの相性良く美味でしたが、かけ出汁の中で馴染んだ方がより美味しくいただけそうな気がしました。
あの神保町の名店「うどん 丸香」で働かれていた方のお店があると聞いて、いてもたってもいられず行ってきました。
2015年12月開店。店名は
「うどん 甚三」です。
場所は浜松町駅を出て通りを真っ直ぐ行ったところにあります。
香川から出来る限り食材を直送し、本場に近い味を出そうとされているとのこと。
この話を見た時に「え、もしかして、うどんも?」と思ったのですが、こちらはきちんとお店で製麺されていたので安心しました。
店内はお一人様を意識した木のテーブルが並び、丸香をコンパクトにしたイメージ。
元気なお姉さんとお兄さんが接客されていました。
こちらのお店は、「肉さぬきうどん」という新たなジャンルに挑戦されているそうで、その決意が垣間見えるメニューは、肉ありと肉なしうどんでカテゴリ分けされています。
かけは380円。肉かけは600円。ここの肉のベースは豚肉のようで、牛肉は別に牛肉うどん600円があります。
他にはつけや釜玉など、丸香を彷彿とさせるものが並びます。
卓上の揚げ玉は取り放題です。
メニューと一緒に、お店の細かなこだわりが置かれていました。
・玉子は田中牧場の鶏卵
・日本酒は香川の「悦 凱陣」
・お肉は千葉県産の林SPF豚バラ肉
・わかめは鳴門産の灰干わかめ
だそうです。
今回は肉かけを注文。温と冷が選べるので、今回は冷で。
あっという間に出て来ました。
器は小さめですが、うどんとお肉はミッシリ入っています。
温度はキンキンに冷えているというよりは、ちょっとぬるめな感じ。個人的にはちょうど良いです。
そのうどん、やや細めで鼓型、冷たいうどんなのに硬すぎずモッチリとしていて味もあります。美味しいです。
お肉は薄切りのものがたっぷり。味付けは薄め。
冷たいためか所々脂が固まっていますが、これは仕方ないでしょう。
出汁はきっちりイリコが感じられます。
で、正直に書きますと「凄く臭かった」です。多分イリコと冷たい豚肉の脂が絡んだためだと思います。
しかし、それがダメだったのかというと決してそうではなく、病みつきになってしまいそうな位に臭美味かったのです(^_^;)
こればかりは個人差があると思うので決してお勧めはしませんが、個人的には凄く気に入ってしまいました。
お肉の乗っていない出汁もいただいてみたかったですが、これは次回のお楽しみということで…。
値段も味も文句なし、雰囲気は丸香をやや若くした感じで入りやすい…、と、トータル的に見ても素晴らしいお店でした。
こちらも丸香と同じくすぐに行列店になってしまいそうな予感がします。