良く考えたら、自宅から1時間程の適当な距離にあるというのに、神奈川県のうどん屋には川崎の「綾」を除いて、ほとんど行った事がありません。これは非常に勿体無い事です。
ある晴れた日。電車に乗ってうどんを食べに行くには丁度良い天気です。思い立ったが吉日で、のんびり出かけてみる事にしました。
食べ歩きを始めてから乗る機会の格段に増えた南武線を起点に、南へ向かいます。溝の口を出て、東急田園都市線に乗り換え。あざみ野で地下鉄に乗り換えて、目的地のセンター北駅で下車。
再開発が進んでいる最中なのでしょうか。自然と建物が分離した綺麗な町並みです。
静かな大通りを南に向かうと、大きな看板に伴って目的の店が見えました。
「はればれ」は、今年の8月、香川県の「一代」で修行した店長を中心に開店したばかりのセルフ店。情報を集めていた各所で評判が良かったので、興味を持ったのでした。
まず行ってみてびっくりしたのは駐車場です。行ったのが昼前の時間帯にも関わらず、28台入る駐車場はすでに満車状態。空き待ちの車が列を成しているのです。交通整理の人までいます。
そして店内はとても綺麗で広々。入った所には大きくセルフの手順が書かれ、初めての人でも安心です。細長い厨房では10人以上の店員が働いています。今まで見てきたセルフ店の中でも一番多いんじゃないでしょうか。全員がキビキビと動いていて、見ているこちらも気持ちが良いです。
ぶっかけおろし小を注文。うどんは純白中太。機械打ちと思われます。モチモチ固めでズルズルな食感。お?これは非常に「
さぬき小町」とそっくりの印象です。ダシはカツオを強く感じますが濃くはありません。とても美味しいダシでした。
総じて、巷のセルフ店の中ではかなり高い水準にあると思いました。近所ならお薦めという所でしょうか。「
さぬき小町」が近所にある方は…お好みで。でもこの店内は居心地が良いなぁ。