食べログで評価の高かった、新宿御苑の
「切麦や甚六」にお邪魔してきました。
2015年5月に開店したうどん屋さん。
厳選素材を使用した無添加の出汁、切り置きなしの「打ちたて」「切りたて」「揚げたて(天ぷら)」にこだわったうどんを愉しめるお店なのですとか。
お店は新宿御苑から徒歩一分という非常に行きやすい場所にあるのですが、周辺がビル街なので少し路を外れると戸惑うかもしれません。
外観はとてもお洒落で、一瞬「うどん屋だよね?」と入るのを躊躇うほどです。
内装もまたムーディで、奥に細長い店内は左手にテーブル席、右手にカウンター席が並びます。カウンター席のテーブルには間接照明まで付いていたりして。
これはデート向きのお店だなぁ…と内心思いましたが、客層は赤ちゃん連れの家族もいたりして幅広かったです。
お昼時の入店でテーブル席は満席。カウンターは2割ほど埋まっていました。
ご夫婦でしょうか、若い男性が厨房で調理、若い女性が接客の担当のようです。とてもにこやかに落ち着いた接客をされていたのが印象に残りました。
メニューは、ぶっかけ、ざる、醤油、かけ、釜揚げが同一のお値段で600円。
そこから、天ぷらやかしわ天、野菜天などが付いたり、梅が乗ったりとスタンダードなものが並びます。
基本的には基本メニューに天ぷらを自由に乗せることが出来るスタイルで、かけやぶっかけなどによるお値段は変わりません。
温かいものはこちら。
メニュー上では天ぷらが付くと、大体900円前後のお値段になるものが多いです。一番お値段が高いのは海老・イカに野菜天が乗ったメニューで1200円。
なお、大盛り(麺450g)は無料だそうです。
メニューにはお店のこだわりが。
「切り置きなし」はあらかじめうどんを切らず、注文を受けてからうどんを伸ばして切るというもの。なかなか面白いですね。
今回はかしわ天ざるうどんを注文。
厨房は見えませんが、本当に奥からトントントンという音が聞こえてきて、それから10分ほどしてうどんが出て来ました。
うどんはやや平打ちっぽい太さで純白、キラキラしていて、表面のザラザラ感は確かに手切りっぽい雰囲気を感じさせてくれます。
食べてみるとモチモチでクニュクニュ。うどんを口に含んだまま大きく鼻で息してみると、うどん自身の風味も感じられます。
ただ、うどんがキンキンに冷えていたため、最初に舌が麻痺してしまい十分にうどんを味わえないような気がする…と感じました。
逆に、じゃあ釜揚げならどれだけ美味しいのだろう…と、そちらばかりが気になってしまいました。
ダシは節がふわっと香る濃い目のもの。
このうどんにはしっかりぴったりと合っていて美味しかったです。
かしわ天もしっかりと揚げたて。大きめのものが4つ。大山地鶏を使用とのこと。
量も味も満足出来るものでした。
お店はピカピカでお味も接客も良く、新宿御苑の帰りにも使いやすい立地と4拍子揃ったお店でした。
銘酒を取り揃えているそうなので、お酒メインな方でも昼夜問わず楽しそうな雰囲気。
次回は是非とも釜揚げを頼んでみたいですね。