続いて向かったのは
「純手打うどん よしや」です。
大体どの駅からも10キロほど離れていて、今回の旅程を組む際に、どうアクセスしようかと最後の最後まで途方に暮れたお店でした。
車を出して下さったラブりんさんには本当に感謝です。
よしやさんは今では香川県でも数少ない、機械を使わず全て手作業でうどんを作られているお店です。
小さい頃から慣れ親しんでいた宮武一郎さんのおうどんに心酔し、目指そうとされていらっしゃるのですとか。
(ただ、大将ご本人は宮武での修行はされていないようです。ジャンボうどん高木に10年いらしたそうです)
2009年と比較的新しく開店したお店ですが、今では讃岐でも屈指の行列店となりました。
店内は入ったところ正面に慣れ親しんだセルフの通路。そのすぐ向こうでは大将の山下さんがうどんを伸ばしていらっしゃいます。
その両脇にテーブル席があり、皆さん美味しそうにうどんを啜っておりました。平日の11時半頃で、ちょうど良い感じの混み具合ですね。
値段はしょうゆの小210円から。
かけ、つけ、温玉や季節のしっぽく、それと最近始めた待望の期間限定肉メニュー(だそうです)「讃岐もち豚と黒胡椒のまぜうどん」があります。
温度は温、冷、そして「ぬるい」と揃っています。
天ぷらも一通りあります。
最初にうどんを注文して、天ぷらを取ったら、奥でうどんを受け取ります。
薬味もセルフで、ネギや生姜の他に、天かすやレモンも置いてあります。
今回はぬるいかけうどん(ひやあつ)を注文。
中太のうどんはネジネジのグリグリ。宮武さんのうどんも一度いただいたことがありますが、そちらより麺線が綺麗な印象を受けます。
噛むとプルンと歯に食い込み、捻れたところからプツンと噛み切れます。
たまにうどんを食べる時に「うどんの刺身」という表現を見ますが、まさしくその感覚。
甘みもしっかりとあり、久しぶりに「うおぉ!?」と目を見開いてうどんを食べてしまいました。
ダシはイリコを感じながらも何とも言えない丸み、まろやかさがあり、こちらも一瞬で飲んでしまいました。
特上ちくわ天は昔、埼玉県の「才谷屋」さん(現在は閉店)で同じものをいただいたことがあります。
その時も感動しましたが、今回もやはり味が濃くてメチャメチャ美味しかったです。これが100円とは、香川県恐るべしです。
人気店なのですが、それに奢らずもの凄くアットホームな雰囲気で居心地の良いお店でした。
味も文句なしで言うことなしです。遠方から来る知人が毎回こちらに寄られるというお話も納得です。
帰りにラブりんさんにご紹介いただいて、大将にご挨拶させていただきました。気さくでメチャメチャ良い方でした。美味しいうどんをどうもありがとうございました。