大塚に
「九州肉うどん まさ家」といううどん屋さんが出来たと聞いて、早速お邪魔してきました。
私、「九州」と「肉うどん」の響きにとても弱いのです…。
場所は大塚駅の北口を出て、商店街を真っ直ぐ3分ほど進んだところの右手にあります。
暖簾の上には「菜魚味や」の看板が。どうもこちらの居酒屋さんをお昼、間借りしているようですね。
2015年4月オープンだそうです。
お店は2階にあります。
店内はまさにザ・居酒屋といったところ。綺麗な女将さんが一人で切り盛りされていました。
小さいカウンターとテーブルで20人ほどは入れそうです。
ビックリしたのは、居酒屋の2階という入りにくい場所にも関わらず、店内8割のテーブルが埋まっていたことです。
地元のお客さんからの人気の高さを感じ取れました。
メニューは全てのメニューに「肉」が付くという、男らしい構成。一番安いメニューも、そのまんまの肉うどん650円。
そこから肉ねぎうどん、肉玉うどん、肉梅おろしうどん、肉サラダうどんと続き、最後に夏季限定の肉つけうどんとなっています。
価格は一番高い肉サラダうどんでも900円。
他、トッピングやお酒も安く揃っています。
今回はベースの肉うどんを注文。
サービスでかやくご飯小を付けてもらえるとのことでお願いしたところ、
「ご飯つけるって~」
との声がカウンターの向こうから。
覗いてみると、女将さんの娘さんでしょうか。3歳位の可愛らしい女の子がカウンターの下でゴソゴソされていました(^-^;
うどんは細くて平べったく縮れています。
乾麺か半生麺か、稲庭うどんを手で揉んだような感じのピロピロ麺という印象です。
麺自体は凄く美味しいというタイプではありませんが、柔らかく染み渡るといった感じで、出汁には最高に合いました。
出汁はトビウオから取られたいわゆるアゴ出汁。これがおそろしくツボで、正直ビックリしてしまいました。
上に桜海老や海苔、鰹節などが乗っているせいもあると思いますが、旨みと香りが十分に乗っていました。
肉うどんは九州を謳っていますが、北九州のスジ肉や頬肉がゴロッと乗ったもの(どきどきうどん)ではなく、はたまた鶏の挽肉が乗ったもの(かしわうどん)でもなく、オーソドックスに豚肉の薄切りが乗っています。
こちらも味があってとても美味でした。
個性的なうどんの印象が強すぎて、サービスのかやくごはんの印象があまり残っていません…。
でも、普通に美味しかったです。
肉うどんの印象としては、五島うどんをグッと男性的に寄せた感じの、オリジナルに近いおうどんでした。
うどんそのものはあまり特筆するものではないのですが、一杯のうどんメニューとしては個人的にものすごく気に入ってしまいました。
もう一度、あの出汁飲みに行きたいです。