用事があって会社に立ち寄った帰りに
「香川一福 神田店」にお邪魔して来ました。
一福さんは通し営業なので、昼遅い時間に来ても大丈夫なところが良いですね。
今回は14時半入店でしたが、それでも店内8割埋まっていて凄いなあと感心しましたり。
今回は、登場当初から各方面で話題になっていたカレーうどんを注文。
カレーは煮込まれて細かくなった具材がそのまま凝縮されたような感じ。思ったよりも遥かにスパイシーで、複雑な辛みと旨味が舌を刺激します。
汁感はないのですが、かけ出汁を一緒にいただけるので足すとちょうどいい感じに。
辛みは舌に残したまま、出汁の鮮烈な風味が口の中を通り抜けていく感覚がたまりません。
今日のうどんは茹で上がりのタイミングの問題か、はたまたカレーの粘力に負けてか、ブチブチと良く切れていました。
最近胃が弱いので、個人的には今はこのくらいの方がありがたかったりしますが(笑)。
金時豆の天ぷらはホクホクしていて甘く美味しいです。カレーといただくと辛い甘いの無限ループで箸が止まらなくなりました。
次は是非、高野豆腐の天ぷらをお願いしたいところです(^_^;)
オーナーさんから「美味しくなったよ!」とお声がけいただいたので、ワクワクしながら神田「香川 一福」を再訪しました。
前回とは違って、店頭に券売機が出来ていました。
また、最初にお邪魔した時よりも、オペレーションが格段に良くなっていてビックリしました。
11時ちょいという開店直後で6割ほどの客入りでした。
今回は冷たいかけうどんを注文。
うどんは確かに前回いただいた時より、伸びがぐーんとアップしていました。
最初に神田の一福さんのうどんをいただいた時の印象は、とても柔らかくて「あぁ、丸亀中村さんのうどんだなぁ…」というものでした。
今回のはその時のうどんよりもやや固く、しかし伸びをしっかり保っていました。
恥ずかしながら私はまだいただいたことがないのですが、伝え聞く一福(本店)さんのうどんのイメージに、より近いものを感じました。
出汁は同日にお邪魔したおにやんまさんと比較すると、いりこの風味が控えめで、節が少し前に出ていて甘味が強いです。上品なお味。
私は讃岐の出汁には生姜を入れるのが好きなのですが、こちらのはいりこがそれほど強くないので、生姜を積極的に入れなくても美味しくいただけるなぁと感じました。
※あ、私はおにやんまさんと一福さんどちらの出汁も好きですし、美味しいと思っていますので、誤解なさりませぬようお願いいたします(^-^;
一緒に頼んだげそ天180円。
こちらはげそも衣も柔らかくてふんわり。
量も十分でとても美味しくいただきました。
こちらは、後日またお邪魔して注文した釜玉です。
釜揚げだとコシがふんわりとした食感に変化し、それに卵が滑らかさを加えて…はい、美味しくないはずがありませんですね。
卓上の「薄口醤油」と書かれた瓶(中身はダシ醤油かしら?)を傾ければさらに風味アップ。
釜玉と一緒に添えられていたのは、かけ出汁です。
店員さんいわく、うどんを少し残して、それに出汁をかけて食べてくださいとのこと。
これは先日、私の目の前で、知人のこばさんがオーナーさんに勧めていらした釜玉の食べ方です。
こういう食べ方は初めてでしたが、実際に食べてみたら想像以上に美味しくておったまげました。
いわゆる、かきたまうどんのようなマイルドな感じになるのかと思いきや、釜玉にはあらかじめダシ醤油をかけているので、いわゆるかきたまのそれよりも風味が強いのです。別物のお味でした。
一緒に頼んだ赤天200円は冷めていたのが残念でしたが、ふんわり+シャリシャリとした食感が熱い釜玉の良いアクセントになって、うどんがいくらでも食べられそうでした。
香川県は高松市にある讃岐うどんの有名店
「一福」。
その支店が何と都内に出来るという噂が、7月頃にうどん好きな知り合いの間を駆け巡りました。
そして迎えた8月27日、そのお店は
「香川 一福」の店名で神田に本当にプレオープン。
用意した500食は1時間半で麺切れしたそうです。
翌日の8月28日、グランドオープン以降も知り合いの評判は上々だったので、こりゃ早いところ行かねばと、周回遅れでお邪魔して来ました。
場所は元々、讃岐うどんセルフ店の「ふるさと」神田店があったところです。
神田駅の西口を出て真っ直ぐ進み、大通り(外堀通り)に突き当たったところで右手を見てみると白い「うどん」の暖簾が見えます。
11時35分頃にお店を訪れた時点で外待ち3人。40分時点で外待ち10人。45分頃に入店出来ました。
お店を出た12時10分頃で外待ちは30人ほどの長い行列になっていました。凄い人気です。
店頭には日清製粉の小麦粉「金魚」が積んでありました。
店内は壁を向いたカウンター席と10人位ずつ座れる長いテーブル席が3つ。ちょっと丸香を思い起こさせます。
寛ぐというよりは機能的な作りでのんびりするという感じではありませんが、それがまた個人的には好きです。
オペレーションはかなり混乱している節が見えましたが、これは仕方がないと思います。
テーブル前には胡麻やネギ、生姜、天かす等が取り放題。これは嬉しい配慮ですね。
うどんの量は小(1玉200g)、中(1.5玉300g)、大(2玉400g)から選べます。0.5玉増す毎に70円増し。
メニューは
・かけ 小430円
・ぶっかけ 小480円
・しょうゆ 小430円
・釜玉 小530円
・釜玉バター 小630円
・肉 小680円
とスタンダードなものが並びます。
トッピングも天ぷら、かまぼこ、おでんと一通り揃っています。
が、私が訪問した時点ではかまぼこが全種類すでに売り切れており、おでんも冬季のみの販売と大半が注文出来ない状態でした。
今回、うどんを注文してから15分程度は待ちましたので、通年でおでんを用意してくれると待ち時間嬉しいなぁと感じましたり。
注文して10分ほど。先にちくわ天200円が来ました。ちょっとお値段高めかな…と思ってたら、一本揚げだったのですね。
揚げたてホクホクでジュージュー言っていました。ちくわ自体は熱くて味がわからなかったのかもしれませんが、普通の印象でした。
お酒が欲しくなりました(笑)。
今回はシンプルにかけうどんを注文。
かけうどんは「あつかけ(麺温・出汁温)」「ひやかけ(麺冷・出汁冷)」「そのまま(麺冷・出汁温)」が選べるそうなので「そのまま」にしてみました。
「そのまま」はここでは、いわゆる「ひやあつ」を指します。
全くの余談ですが、個人的には「そのまま」は「釜から揚げて締めたうどんを丼に入れて(出汁をかけないで)そのままくれ」という意味合いだと思っていました(なので、印象的には「しょうゆ」に近い感覚)。
そのままの定義をご存知の方、いらっしゃいましたらこっそりご教示いただけますと嬉しいです(^-^;
<2015/09/03追記>そのままとは、水で締めてせいろに乗せられている状態のうどん玉を指すと教えていただきました。それを湯通ししない(=うどんを温めない)でそのまま出すから、かけうどん(そのまま)=ひやあつになるのですね。勉強になりました。どうもありがとうございます!
話が逸れましたが、うどんは細くて長方形をしており表面ピッカピカに輝いております。
いただくと、ゆるゆると容易に歯を通すのですが皮一枚押し戻す感じ。柔らかめのコシで軽く伸びも感じられます。
昔、赤坂にありました「赤坂麺通団(閉店)」がオープンする際、この一福の麺を「奇跡の麺」と呼び、お店のうどんのコンセプトとして名指しされていましたが、確かにこれは東京ではなかなか見ないタイプのうどんです。
とても美味しいです。
うどんもビックリながら更にビックリしたのが出汁。
透き通った黄金色をしていて、ふんわりと素材の香りが立ち上り、飲むと鰹やイリコがクッキリと感じられます。濃すぎず薄すぎずバランスの取れたお味。
冷たいうどんとの馴染みも抜群で、最後まで一滴も残さず美味しくいただけました。
まだ開店したばかりなのに東京屈指の行列うどん店になってしまった「香川 一福」ですが、お味は現段階でも間違いなく一級品で、すでに行列にも負けない名店の風格を漂わせておりました。
後はオペレーションやサイドメニューがもう少し落ち着いてくれると嬉しいですが、これはもう時間の問題でしょうね。次の訪問が楽しみです。
香川 一福
03-5577-3644
東京都千代田区内神田1-18-11 東京ロイヤルプラザ102
11:00~20:00
日、第一月曜休