夜が明けて、宇多津駅から高松駅に戻って来ました。うどん屋巡りの旅2日目です。
昨日香川の交通事情を身を以って知る事が出来たので、今日はレンタカーでナビ付きプレオを借りて来ました。ペーパードライバーなので出来る事なら運転したく無かったのですよね^^;恐々。
最初の目的地は
「たむら」。ナビをいじったら、最初から田村の場所が保存されていたので早速案内を呼び出します。
うーむ。
香川ではナビにうどん屋の情報が入ってるという噂は本当だったのね。ちなみに借りたナビには、他に「蒲生」「山越」「なかむら」「山下(坂出)」が入ってました。
車で国道11号線をどんどん走り、1時間程走って細かい道に入りさらに進むと、
「目的地に着きました。案内を終了します」とのナビの声。昨日は各店に行くのに散々迷っていたのになあ。ナビは本当に便利ですねぇ。
「たむら」はS級指定店の一軒。店内に入るとバターンバターンとおっちゃんが麺を打つ音が聞こえます。この時は私の他に3人組の観光客が見えていました。後ろで玉を分けていたおっちゃんに、一玉(小)もらって冷たいダシをかけます。100円。
写真だと判り辛いですが、麺はほのかに黄色っぽい色をしていました。何でもこちらのお店ではオーストラリア産の小麦粉に香川県産の地粉を混ぜているらしいですが、そのせいでしょうか。
(注:今うどん屋で使われている小麦粉は8割以上がオーストラリア産だそうです) 食べてみると小麦粉の味がちゃんと残っていて、ここで打たれた事を麺が主張するかの様です。
しかし麺単体の味は良いのですが、麺の抵抗が噛んだ瞬間ゴツさを感じる位で、中から押し戻すかの様な弾力がありません。
おまけにダシはイリコの効き過ぎで苦味があり、麺に絡むと麺まで苦く感じてしまいます。
イリコ好きが涙を流して喜びそうな個性的なダシですが、ちょっと私にはきつ過ぎました。醤油で食べれば良かったのかもしれません。
帰る時に麺を打っているおっちゃんにお金を渡すと
「ありがとなー」
と、素敵な笑顔で答えてくれました。
うーん。フォトジェニックおばあちゃん賞が「池上」のおばあちゃんなら、フォトジェニックおっちゃん賞は「田村」のおっちゃんに決まりです
(写真を撮らなかったのが悔やまれます)。
今回はちょっと残念な訪問になってしまいましたが、ここは色んな人を讃岐うどんに転ばせた店。再訪のチャンスがあればこのおっちゃんの笑顔を見るのも含めて、また来てみたい所です。