Facebookをぼんやりと眺めていたら、広告ページに、三重県鈴鹿に本店を持つうどん屋さん
「うどん料理 太助」が、東京に支店を構えたという情報を見つけました。
それは面白そうと行ってきました。場所はJR三鷹駅から徒歩5分ほど。北口正面の大きな道を真っ直ぐ進み、一本入るとすぐのところにあります。
なんでも本店は創業30年の老舗なのですとか。この三鷹店は2015年2月に開店したとのことです。
黒塗りな外観はお洒落なバーのようで大人の雰囲気。何だか入るのに緊張してしまいます。
そんな店内は思っていたよりもずっと広く、手前にテーブル席、奥に厨房とカウンター席でキャパ20人ちょいくらいでしょうか。
店員は男性が三人。お客さんはお昼時の入店で満員と大人気。お洒落な外観のためか、客層は女性の比率がとても高いです。やや緊張。
通されたカウンター席は脚が高くて、これまた緊張しました。
メニューは温かい「にかけ」、そして冷たい「ころ」が一番安く500円。
釜揚げやきつね、卵とじ、鶏南蛮、肉などオーソドックスなメニューが並びます。一番高いえびおろしでも950円とリーズナブルな印象。
そして忘れてはいけないのが、こちらの名物「おじやうどん」900円。
他にも、みそおじやうどん、鍋焼きうどん、味噌煮込みうどんと鍋メニューがあり、しかしそれでも1000円いかないという安さです。
大盛りは100円増し。ライスなど付いてくる定食もあります。
今回はオーソドックスなころうどんに、Facebookを見た時から気になっていたいわし寿司を付けてみました。
いわし寿司は単品で450円、小皿も付く定食なら500円とのことだったので、そちらにしました。
ころうどんは中京圏で良く見かける、うどんに出汁を入れた料理です。
私が今まで見てきたものは濃い色の出汁が多かったのですが、こちらは透き通っていて冷かけに近い雰囲気。
今は亡き店主がこだわり抜いて辿り着いた出汁ですとか。
うどんはやや細めで、冷たくても固さが残らず粘りを持ってモッチリする麺。
ちゃんと味があり、うどん自体美味しいです。
そして出汁。美味しいです。
食べる前から(冷たい出汁にかかわらず)しっかりと鰹節の香りが鼻を抜け、一口啜ると甘みがしっかりと感じられます。
これで、ころうどん500円という価格はかなりお得感強いんじゃなかろうか…と思わせてくれます。
いわし寿司は丸々一匹分の鰯がどーんと。普通のお寿司の3カン分位はあるのではないでしょうか。
酢が効いた鰯は身も厚く、こちらも美味しくいただけました。
小皿は煮物に卵焼き、つぼ漬け。こちらは普通のお味でした。
満席もうなずける完成度でした。店員さんも元気良くしっかりとしていて好印象。
おじやうどんという名物をまだいただいていないので、こちらも是非いただきにあがりたいところです。