最近、方々で良くお名前をお見かけしていた、狭山ヶ丘の
「自家製麺 うど吉」にお邪魔して来ました。
西武池袋線で狭山ヶ丘駅から徒歩5分ほど。駅から少し離れた商店街の中に建っています。
こちらのうどんの特徴で良く聞かれるのは「滑らか」ということ。
武蔵野うどんの地域で色づいたうどんを出されているのに、滑らかというキーワードが出るのは珍しいなぁということで、興味が湧きまくったのでした。
赤と白のコントラストが目に眩しい外観。
中は左手にカウンター、右手にテーブル席があり、20人ほどは入れそうな感じ。ラストオーダー直前の14:25入店で先客は2人。
余談ですが、メニューを眺めている間「あったかいんだからぁ~」とBGMが流れていてお茶吹きそうになりました。周辺の雰囲気も含め、終始ほのぼのとした空気が店内に流れていました。
温厚そうな大将と、女性の方が接客をされていました。
カウンターには「おうどんのお話」が。
うど吉さんのうどんの秘密?がたくさん書かれていました。
小麦粉は九州の地粉「チクゴイズミ」を使用。
さらに麦の香りを出すために全粒粉を配合して鍛えた「究極のもち麺」が売りだそうですよ。
メニューは肉汁うどん、揚げなすうどん、カレーうどん、ざるうどん、かけうどんと揃っています。
お値段は麺の量によって変わり、肉汁、揚げなす、カレーのつけうどんは並300gで780円。大450g880円。特大600gは980円。
かけ、ざるは並550円。ざるは小150g450円もありました。
今回はオーソドックスに肉汁うどん並780円を注文。
10分ほどして出て来ました。
色味のついたやや細めのうどんは素晴らしく滑らかで確かにもちもち。スルスル入ります。
あまりにもスルスル入るので、見た目よりも遥かに短い時間で食べ終わってしまい「量少ない!?」と勘違いしてしまう程でした。
(※並300gです。お店を出た辺りでお腹が膨れるのを感じました)
武蔵野うどんっぽい立ち昇る香りは控えめですが、うどん自体の甘味はしっかりと感じられました。
ダシはお肉の脂や葱からしっかり甘味が出ていましたが、その上で醤油や脂に味を頼らず
「あ、きちんとダシ作ってる」
とわかる位に、丁寧なダシの旨味が出ていました。非常にバランスの良いお味でした。
ここのうどんとダシなら、何をいただいても美味しいだろうという確信が持てるようなおうどんでした。
狭山ヶ丘から少し歩いたのどかな商店街の中で、非常に満足度の高い食事がいただけたのでした。