香川旅行も夜になりました。
高松の夜というと「鶴丸」「五右衛門」「こんぴらうどん」等がお薦めのうどん屋として紹介されているのですが、この日は日曜日。どのお店も定休日です。
まだ行ったことのないお店に行きたいな~…とwebを探してみると、あら?前回香川に行った時にはなかったお店が近くに新しく出来ているじゃないですか。
これは行ってみようとお邪魔してみました。店名は
「しんぺいうどん」。2012年の開店だそうです。
場所は、トキワ街をちょっと南に降りたところにあります。
木と明るい茶色が映える綺麗な店内は開放的で奥に広く、カウンターにテーブル席、お座敷席まであって使い勝手が良さそうです。
全部で35席あるそうです(食べログ情報)。厨房では大将らしき方と若いお兄さんが仕事されていました。
18時の入店で先客は2人。その直後にあっという間に10人くらい入っていました。
高級そうな店内ですが、お値段は流石うどん県リーズナブル。
かけうどんや湯だめうどんが300円、きつね400円、ちく玉天450円と破格の安さ。
とり天や野菜天になると600円台になりますが、それでも安く感じられます。
おでんは国産牛すじ150円、他100円。
おすすめメニューはしっぽくうどん、坦々うどん、胡桃ぶっかけDXなどバラエティに富んでいて、どれも美味しそうでした。
うどんを注文したら、今から茹でるので少々お待ちくださいとのこと。
「おでんこちらです」との張り紙があったので、それならおでんいただこうかなーと席を立つと、お兄さんに止められました。
おでんなら取りますので言ってくださーいとのこと。
なら何故「おでんこちらです」と、張り紙でおでんに誘導しているのじゃ^^;と思いましたり。(昼がセルフなのかもしれませんね)
牛すじ150円と豆腐100円。
どちらも上品な味付けでさっぱりとしていました。
今回はメニューの中で人気No.1と書かれたとり天カレーうどんを注文。
15分ほど待って出てきたそれは…おお、メチャメチャ美味しそうです。
香川県のカレーうどんはうどんにカレールーをぶっかけたものが有名ですが、こちらはしっかりとカレー出汁にうどんが浸かっているタイプ。
それも関東のカレー南蛮ともまた違い、出汁の表面がツルピカしていています。
お味はピリリと辛いですが、それだけではなくトマトの酸味や牛肉の脂の甘さがアクセントのように効いていて非常にお洒落。
飲んだ後にもスッキリいただけそうです。
うどんは中太で表面がつるんとしています。
出汁の持ち上げも良く美味しかったです。
とり天は、たぶん胸肉。やや小ぶりで平べったいタイプなのですが、噛むとサクッと口の中にピッタリ収まって、その収まりっぷりにビックリしました。食べやすいように計算され尽くしたかのようなサイズでした。
もちろん揚げたてでお味もとても良かったです。
綺麗でお洒落なうどん屋さんで、夜も訪れやすく女性も入りやすい、あまり夜の高松ではなかったタイプのお店、という印象を持ちました。
日曜も営業しているところも良いですね。日曜日に香川県を訪れる方は、夜の選択肢として覚えておいても損はしないと思います。