2014年12月、3年ぶりに1人で香川県を訪れました。
今回の1軒目は、このホームページを始めて以来ずっと宿題になっていた
「手打ちうどん 三徳」です。
ことでんの太田駅からバスで太田駅サンメッセ線に乗ってガタゴト20分ほど。
県立図書館・文書館前バス停で降りて5分ほど歩くと看板が見えて来ました。
駐車場は隙間なくビッシリ。14時過ぎだというのに、お店の外まで並んでいました。
お店の中も行列です。
パッと見、一般店の装いですがセルフなのですね。
入り口から真っ直ぐ奥に列が伸び、一番奥でお盆を取ってカウンターをぐるり。途中にはおでんや天ぷら、いなり寿司が並びます。
釜前では坊主頭の愛嬌ある大将、そしてその周りでは何人ものおばちゃんがテキパキと作業されていました。
メニューはとても多いです。
その中でも基本メニューは、かけ250円。
ざる、醤油、釜揚げが325円。
大は140円増し、特大は280円増し。
そしてその他、壁には大量の写真入りメニューが並んでいます。
店頭にもメニューが置いてあったのですが、数が多過ぎて正直全然把握出来ませんでした。
こちらはセルフなのですが、うどんが出来るまで少々待ちそうな雰囲気だったので、いなり寿司を1個チョイス。
確か140円だったと思います。
甘めの味付けでとても美味。あっという間に食べてしまいました。
たくさんのメニューが並ぶ中、迷いつつも今回は山かけ鉄火しょうゆうどんを注文。
大将のハンドルネームは「まぐろおやじ」。
私が三徳の名前を知ったのもこのメニューがきっかけでして、個人的に三徳の名前を世に知らしめたのはこのメニューだと思っているのです。…が、私以外にこのメニューを注文している方はいませんでした。
これはアレですか。もしかして東京の台東区役所「チカしょくさくら」のパンダカレーみたいな位置付けのメニューなのでしょうか(例えがわかり辛い)。
国産牛を使った肉うどんを頼まれている方が多かったです。
山かけの上にまぐろが5枚ほど、その上に大量の刻み海苔が乗っています。
想像以上に太くてガチムチなうどんは濃厚なとろろをしっかりと受け止めて離しません。
これだけでもとても美味しい。
まぐろはヅケでしょうか?一仕事してあってこれがトロッとして甘みがあって、ビックリする位にうどんとも合います。
ダシ醤油は甘めでした。
これは他のお店で真似しようと思っても、簡単には出来なさそう…と思わせる完成度でした。
うどん屋さんなのですが蕎麦もラーメンもあり、創作メニューもとても多く、香川のうどん屋さんの中でも独特といいますか、とにかく良い意味でオンリーワンのお店だなぁと感じました。
行列も納得なのでした。