大泉学園の
「手打うどん 長谷川」に、久しぶりにお邪魔して来ました。
長谷川さんは2013年7月開店直後のサプライズパーティーに参加させていただいて以来、通常営業中の個人的な訪問は今回が初めてだったりします。
独立されてからは2年余りですが、その間にミシュランのビブグルマンに選ばれたり、すでに東京でも屈指の名店となられていらっしゃいます。
前回のパーティーでいただいた、冷やしトマトうどんがどうしても忘れられなくて、有休取って行ってきました。
平日の開店直後、11時半の入店でしたがすでに先客あり。その後もどんどんお客さんが入ってきていました。
改めてメニューを確認。
かけうどん、釜揚げうどん、もりうどんが各630円。そこからエン座長谷川時代からお馴染みの、糧うどんやきざみうどん、ぶっかけうどんに焼豚うどん等続きます。
長谷川さん独自の肉みそうどんも健在。
冷やしトマトうどんは7~9月の期間限定。
なお、大盛りは各メニュー150円増し。ハーフは150円引きです。
そんな訳で、冷やしトマトうどんを注文。
ガラスの器に赤いトマトが映えます。トマトはそのままの形ではなく、すり潰されて提供されます。
トマトは青臭さが強い昔ながらのトマトです。
最初は鮮烈な風味にビックリしますが、茗荷や紫蘇と一緒にいただくと綺麗に爽やかさと旨みだけが口に残ります。さっぱりとしていていくらでもいただけそうです。
うどんは冷たいせいもあると思いますが、以前より噛み締めが強くなった印象。
風味は変わらず、良い意味で素朴で何度でも味わいたくなるものでした。
せっかくなので、こちらも長谷川さんの独自メニュー、肉玉うどんをハーフで注文してみました。
うどんの上には豚肉、温玉、海苔、天かす、ネギ、生姜、ゴマと、長谷川さんのメニューとしては珍しく具がてんこもりです。
こちらは温かいこともあって、先ほどよりうどんがふんわり。
讃岐うどんのように伸びが感じられる訳ではありませんが、その分味わいがあり、こちらはこちらでまた癖になります。
出汁醤油をかけていただきます。こちらはまかないから生まれたメニューだそうです。
どれも味わいの強い具材ばかりで、これはもう何処から食べても美味しいに決まっているのですが、それも長谷川さんの麺で具現化されると、更にここまで美味しくなるのか、と唸らずにはいられませんでした。
途中、大将がホームページを見て下さったことを教えて下さったり、女将さんが娘のことを訊ねて下さったり、嬉しくもあり恥ずかしくもあり、恐縮しきりな至福のひと時でした。
どうもご馳走様でした。
ああ、もう訪問から2ヶ月も経ってる…(涙)。
今年の7月に、大泉学園の西村にあった名店「エン座長谷川」さんがお店を閉め、新しく大泉学園の駅近くに移転し、店名を
「手打うどん 長谷川」に改め、7月25日に開店しました。
エン座の文字が外れましたが、エン座の大将と喧嘩した訳ではないそうで(笑)、エン座の大将からも以前から独立を薦められていらしたとのことです。
開店直後に、うどん屋さんやうどん関係者の方を集めたサプライズパーティーにお呼ばれしたので、ありがたくお邪魔して来ました。
幹事をされましたうどん屋さんの大将、お誘いどうもありがとうございましたm(_ _)m
新しいお店は駅の北口を出て一分。
駅からは近いけれども駅前の商店街からは少し離れた、静かで大人びた長谷川さんらしい雰囲気のところにあります。(ちょっと迷って遅刻しました^^;スミマセン)
今回は宴会ということで店内満席貸し切り。特別メニューでいただきました。
個人的に長谷川さんのうどん以外の料理をいただくのはとても久しぶり。
どれも美味しく、またお酒にもぴったり合って楽しめました。日本酒は和光市の「まきしま酒店」の大将も出張されて来ていて、お薦めのお酒などご紹介して下さいました。
〆は皆様、思い思いのうどんを注文。
ちょこちょこ摘ませていただきましたが、エン座さん時代にお目にかからなかった(ような記憶が)トマトうどんが非常に美味しかったです。
私は釜揚げうどんを注文。
実直さを感じさせるストレートなうどんは、小麦のストレートな甘さがダイレクトに感じられ、エン座時代と全く変わらぬ美味しさ。むしろ気合が上乗せされて旨みが増したかのよう。
ダシもしっかりと濃いめながらも、節の旨みが感じられます。普段も絶品ですが、お酒の後だとなお、しみじみ美味しかったです。
お店を出た後、長谷川さんのご子息やエン座で今も働かれている方とご対面。
退店後も嬉しいサプライズの多い、実りある夜だったのでした。
もう随分と時間が経ってしまいましたが、長谷川さん、開店おめでとうございました。
今後とも美味しいうどんを楽しみにしております。