もう随分前の話になってしまいましたが、先日まとまった時間が取れた日(「純手打ち讃岐うどん五郎」を尋ねた時と同日)、2軒目に
「うどん処 蒼桜」にお邪魔して来ました。
といいますか、実際に訪問した順番はこちらが先なのですが、それはさておき。
場所は大通りな青梅街道沿い。
丸の内線新中野駅と、大江戸線中野坂上駅のちょうど中間辺りにありまして、どちらから向かっても徒歩10分以上はかかります。
四角い店内は食堂のように整然としていて、30人ほどは入れそうです。
奥の厨房ではメガネの女性店員さんがコトコトと何かを切っておりました。
昼時前だったので先客はなし。
注文は食券制なのですが、券売機を見てビックリ。安いです。
かけうどんの並が300円、ざるうどん並が350円。かま玉だって350円。きつねは400円、肉は500円。天ぷらうどんも500円。
とり天うどんは400円で、とりちく玉うどんも500円とリーズナブルです。
そして目を見張るのが「朝うどん」。朝時間帯のみ販売のかけうどんらしいですが、なんと200円。
さらに朝うどんセット350円になると、朝うどんにとり天、ちくわ天、生卵が付いて来ます。素晴らしいコストパフォーマンスですね。
今回はさらっとかけうどんを注文。
少しお待ち下さいと言われて、5分ほどで出て来ました。
生姜などは脇のカウンターにまとめてありまして、刻み昆布なども置いてありました。ので、ひとつまみ丼に。
うどんは茹でおきの温めなおし。やや平打ちっぽい角のある麺線で、所々がボロッと崩れています。
ただ、いただいてみると素性の良さを感じさせる甘みがあって、ちょっと茹で立てで食べてみたくなるおうどんでした。自家製麺だそうです。
ダシは鼻を近づけると、しっかりとイリコの香りが感じられて「おぉっ?」と思ってしまいました。
しかしいただくとイリコが突出している訳ではなく、バランスの取れたまったりとした味わい。この価格帯のうどんとしては嬉しいくらいにコスパの高い味でした。
遠くからわざわざ来て食べよう!という類のお店ではないのですが、近くにあったら、通勤途中に、あるいは帰りに絶対に通ってしまう。そんなタイプのうどん屋さんでした。朝7時からやっているのも魅力的です。
この周辺は「こめんこ屋」もあって、うどん食いにはたまらない地域ですね。