メチャメチャ久しぶりにまとまった時間が取れたので、ちょっと遠出して錦糸町の
「純手打ち讃岐うどん五郎」に行って来ました。
2013年5月に開店したばかりのお店なのですが、食べログで高評価だったので気になっておりました。
お店は錦糸町駅南口からハローワークのある通りに入って真っ直ぐ。飲食店が立ち並ぶ通りを抜けて、人通りの少なくなった所で左に入るとあります。
「まぼろしの酒 嘉泉」で知られる、福生の田村酒造場の仕込み水、秩父奥多摩の伏流水を使用してうどんを打っているのだそうです。
粉にこだわるお店は良く拝見しますが、水へのこだわりを表に出しているお店は川崎の「綾」を思い出すくらいで(でも綾さんも表には書いていませんね…)、あまり拝見したことがありません。
これは期待が膨らんでしまいますね。
店内は出来たばかりでピカピカです。狭くこじんまりとしていて、右手に厨房、その手前にカウンター席、左手に小さなテーブル席がいくつかあります。キャパは12~3人くらい。
入り口近くでは麺切り台がありまして、大将らしき方がちょうどうどんを切っていました。接客は女性が一人で丁寧にされています。
12時過ぎの入店時、先客は一人だったのですが、直後に4人、4人、2人とお客さんが来てあっという間に店内一杯になってしまいました。開店したばかりな上に、気付きにくい所にあるというのに凄い人気ですね。
メニューは…といいますと、あら、宮武系ですね。
あつあつ、ひやあつ、ひやひや、しょうゆ、湯だめ、ぶっかけ、じょうれん(ざるうどんのこと)…って、宮武系といいますかこれまた綾を思い出しますね。じょうれんは二玉というのもそのまんまです。
何か関係があるのでしょうかね。ちなみにお値段はじょうれんを除いて小350円大500円、ぶっかけの大とじょうれんは550円と安いです。
天ぷらは黒板にいくつか書かれていました。バットに揚げおきが置かれていたので、注文を受けてから揚げるタイプではなさそうです。
今回はひやあつを小で注文。すぐに出て来ました。
おお、美しい盛り付けですね。
うどんはもちろん手打ち、四角く細め、ひやあつのためか、やややんわりとした柔らかさがあり食べやすいです。
…とか考えている内に、食べ終えてしまいました(汗。
量はかなり少なめです。スルーっと軽く入ってしまったので、お味はきっと美味しかったのだと思います。
ダシは透き通っていてとても綺麗。鼻を近づけるとイリコがぶわっと香ったような気がしましたが、飲んでみるとむしろ節の風味が強め。見た目とは違い、中はメチャメチャ讃岐、という印象ではありませんでした。
ただ、それは単にイリコが突出しているかというだけのお話でして、うどんとしての完成度は見た目通り抜群なものでした。
かしわ天100円も一緒に頼んでみました。
こちらはやはり揚げおきで冷めていましたが、大きさはしっかりあってボリューム満点。2個も食べればお腹一杯になってしまいそうなボリュームでした。美味しかったです。
おかわりも試してみたかったし、感じの良さそうな大将に色々と質問してみたかったのですが、ちょうど食べ終わった頃にお客さんがどっと入って来て忙しそうだったので断念。
錦糸町のオフィス街なイメージから想像すると見落としそうな位に隠れ家的で、そして隠れ家的なのが勿体無いくらい真面目で美味しいお店でした。ここは再訪必至ですね。
※どるふぃんさんからの情報で、大将は香川の「あたりや」で修行されて「綾」にも長くいらした方だとわかりました。
情報どうもありがとうございます。東京の宮武系讃岐うどんがまた一軒ですね。