とある経緯から一年ほど前にその存在を知り、宿題になっていたお店
「純手打ちうどん タロー庵」に念願かなってお邪魔して来ました。
今は亡き銀座の名店「
さか田」で修行されたお弟子さんによる、手打うどんのお店です。
私の知識不足もあるかもしれませんが、さか田で修行された方によるうどん屋さんの存在は、今まであまりお聞きしたことがありません。
(大将自身が鎌倉で開かれている「
とく彦」はありますけれども)
久しぶりにさか田の味がいただけると思うと、楽しみで足取りも軽くなるというものです。
お店は小田急線町田駅の繁華街から少し離れた、静かな所に建っています。巨大な暖簾が印象的。
店内は、ちょっと崩した感じの若者向けな雰囲気な造りになっていまして、小さなカウンター席とテーブル席でキャパは10ほど。愛想の良い若い大将が一人で切り盛りされていました。(雰囲気がちょっとさか田の大将に似ておりました)
先客はご年配のカップル、常連さんらしき若い男性2人組の4人でした。
メニューは全品小漬付きだそうです。
かけうどん、ぶっかけうどん500円は始めとして、おろしぶっかけうどん550円、わかめうどん600円、甘ーいきつねうどん600円、ちくわのいそべ揚げ天うどん650円、海鮮かき揚げ天うどん700円と続きます。
小鉢やご飯、サラダに甘味のついた御膳メニューもあり、それでも980円とお安め。
日替わりのうどんにご飯や小鉢のついた日替わり御膳も780円とリーズナブルです。
なお、大盛りは無料だそうです。これは嬉しいサービスですね。
この日のおすすめはなす天おろしうどんとのことで、そちらを単品で注文。
居抜きなのか厨房が小さめで、うどんを茹でる鍋が可愛いサイズなのですが、その中から見えるうどんの柔肌はとても美味しそうです。
15分ほど経って出て来ました。
うどんは純白鼓型、スッキリとした麺線で親しみが感じられます。
食べてみると柔らかめな中にもたまに固さが感じられ、確かにさか田のうどんを思い起こさせてくれます。ちょっと郷愁に浸ってしまうお味です。
量はかなり少なめで、冷たいのですとあっという間にペロリ。正直大盛りにしなかったのを悔やむレベルでした^^;
ダシは鰹系の香りが感じられる、関東ナイズされたつけダシ。
なす天は小さめのナスが扇形に揚げられて綺麗です。軽いサクサクとした仕上がりで美味でしたが、軽すぎてやはり満足感に欠ける印象でした。こちらも大盛りで欲しかったです(笑)。
場所やお店は違うものの、うどんから受けた印象はまさに「さか田」。まさかの再会に心が躍ってしまった町田の街角だったのでした。
強いて書くならば、とにかく量が少ない印象でした^^;無料ですし、次回はまず最初に大盛りコールしなければですね。