去年の春頃、ちょっとしたきっかけで「
東大うどん部」さんのホームページを眺める機会があったのですが、そのレポートの中で
「千駄木うどん 汐満」というお店があることを初めて知りました。
それからずいぶんと時間が経ってしまいましたが、先日、会社帰りの空き時間を使って、ようやく初訪問を果たすことが出来ました。
お店は東京メトロ千代田線・千駄木駅の階段を上がった目の前にあります。
食べログ情報によりますと、2010年の開店だそうです。
奥に長いカウンターだけの10席程度の店内は、外から一見するとまるでこじゃれた小料理屋さんのようです。が、一歩入るとそこかしこにメニューが貼ってあり、一気にくだけた雰囲気に。
若い男性の大将と接客担当の女性(奥様?)でしょうか、お二人でお店を切り盛りされていました。
先客は5人ほど。飲み屋として使われている方と、うどんを食べに来られた方が半々のようでした。
看板メニューは「肉汁うどん」800円と「豚カレーうどん」900円の二種類。また、小麦粉は北海道小麦100%とのこと。
ただ、私がお邪魔した時は全ての方がカレーうどんを頼んでいました。(飲みで使われていた方も、〆で頼んでいました)
他にはやはり、きのこ汁うどんやナス豚汁うどんの肉汁系と、えび天カレー、チーズカレー、素揚げ野菜カレーなどのカレーうどん系が揃っていました。
また、かけやもり、ぶっかけのメニューもひっそりとですが書かれておりました。
今回は一番人気の豚カレーうどんを注文。注文を受けてからうどんを茹で始め、15分ほど待って出て来ました。
きちんと紙エプロンも付けてくれます。
うどんはゴワゴワッとしていてやや太め。啜るというよりはモグモグ食べるタイプのうどん。
噛むと強いモッチリ感があり甘みも感じられて美味しいです。
ダシは優しい色。数種類のスパイスを調合し、高級ミルクをブレンドした旨口カレーなのですとか。
いただくと確かにクリーミーさが感じられるのですが、ダシ感も強くて、ミルクがなくても美味しくいただけそうなカレーでした。
辛さは甘党の私でもほとんど感じられず、たまにピリッと来る程度でした。
具材のメインは豚肉、そして味玉。
豚肉はキッチリと肉の旨みが感じられて美味。味玉もとても美味しかったのですが、熱々のカレーうどんの中だけこれだけが何故か冷たく冷えていて、そこだけが残念に思えました。
お値段こそちょっと高めに感じられましたが、飲むも良し食べるも良し、また人を連れて来やすい雰囲気で、使い勝手が豊富にありそうなお店でした。