久しぶりの食べ歩きは、新宿にあります
「うどんダイニング するり」に行って参りました。
以前、どこかのニュースでこちらの
「うどんめし」なるメニューが紹介されていたのを見て、ずっとお邪魔したいと思っていたのです。
お店は新宿東口の北側、歌舞伎町方面。新宿区役所通り沿いの「ベストウェスタン新宿アスティナホテル東京」二階にあります。
新宿区役所通りは割と雑然とした通りなのですが、裏道は緑豊かな上品な小路となっていて、道中のギャップもなかなか楽しいです。
薄暗い照明に彩られた店内は高級感に溢れ、良い意味でうどん屋っぽくありません。
100以上もある座席はテーブル席にカウンター席を始め、個室まで完備と至れり尽くせりです。
開店直後の11時半入店でしたが、すでに予約客を含めて、10人ほどお客さんが入っていました。(一人客は私だけみたいでした^^;)
ランチメニューは「日替わり定食」980円、「お刺身と西京焼き定食」1,890円、「するりの御膳」2,800円の三種類。
小鉢、ご飯に海の物を主菜に添えたメニューが美味しそう。ドリンクも付いていて隙がありませんね…ってあれ?うどんメニューがない?
と思ったら、下に隠れていました。するりの新名物
「うどんめし」。
丼にバターライス、とろけるチーズ、讃岐うどん、そしてソース(カレー、トマト、カルボナーラから選択)が一緒に入るという斬新な構成。
東青梅の「
根岸屋」ではカレー丼うどんという、やはりご飯とうどんを混在させたメニューがありましたが、こちらは洋風でバターライスにとろけるチーズと、より工夫を凝らしてあります。
お店の外には他にも、ざるうどん780円を始めとしたメニューが飾られていましたが、なぜか店内でメニューを見かけることはありませんでした^^;
言えば出してもらえたのかしら。今度確認してみようと思います。
という訳で、今回はもちろんお刺身と西京焼き定食…もとい、うどんめしを注文。
15分ほどしっかり待って出て来ました。ちなみにこの値段でドリンクも付いて来ます。
表向きはお洒落なブイヤベースのようで、ソースの端に見えるうどんがなければ、自分が何を注文したのかすらわからなくなってしまいそうです。
お皿は大きくて「つるとんたん」を思い起こさせます。
気を取り直して実食。
うどんはやや太めの四角いもので、食べている時は普通に機械打ちなのかな?と思いつついただいていたのですが、後で見ると麺にばらつきがありますね。
コシは強めででも生茹で分はほとんどなく、普通に美味しくいただけます。
トマトソースは個人的にあまり食べなれない味ですが、酸味も甘みもしっかりと出ていて美味しいです。
スープ分は少なめで、その分麺の主張を強く感じます。
上に乗る海老や何かの貝^^;も美味。
そして丼の底を掬うと…ご飯が登場!量は結構多めです。
単体でもソースを混ぜても美味。ドリアみたいな印象ですね。チーズが絡むのも良いアクセントです。
うどんとも、馴染むとは言いませんが喧嘩もせず、最後まで楽しくいただけました。
全体的に接客も味にも文句の付け所がないお店、そして一品だったのですが、敢えて一言書くならば、うどんめしを食べている時にずーっと違和感を覚えていたことでしょうか。
多分、この上品な雰囲気でぶっかけ飯のような彩りのご飯を食べている自分が、凄く恥ずかしかったのだと思います(汗。
カレーとかでしたら問題ないのですが、一つの丼にうどん+ご飯という取り合わせに、文化レベルで慣れていない、ということなのでしょうね。
とはいえ、そのような違和感を踏まえた上で、この革新的なメニューを出してきたお店には素直に賞賛を贈りたいです。
人を連れてくるにも宴会にも、何にでも使えそうなステキなお店だと思います。他のうどんめしも気になりますが、次は普通のメニューも試してみたいですね。