東村山のうどん屋さん「野口製麺所」が姉妹店
「ひばり」を10/17にオープンしました。
最寄り駅が西武池袋線のひばりが丘と自宅から近いので、早速お邪魔して来ました。
お店は駅南口から通りを真っ直ぐ。りそな銀行を左折してしばらく進んだ所にあります。駅から近いのですが商店街からは少し離れた所にあり、落ち着いた雰囲気が良いですね。
ちょっと小料理店のような佇まいをしていて、私がお邪魔した時は近くまで寄ってもうどん屋さんとは気づきませんでした。暖簾を二度見して、お店の前に置かれたメニューを見てようやく入店を決意したくらいです(笑)。
店内は外に面したカウンター有り、テーブル席あり小上がり有りで20人ほどのキャパです。14時頃の入店でほぼ満席。
凄いなぁと思いつつも、ほとんどのお客さんがまだうどんにありつけていないらしく、手持ち無沙汰そうにされていました。
厨房は右手奥にあり、女性店員が何人かと、大将らしき方が作業されていました。
女性店員さんがコップとピッチャーを持って来たのですが、お水はセルフサービスとのこと。
セルフサービス自体は全然問題ないのですが、わざわざコップを持って来て下さるのでしたら、最初の一杯くらいは入れて下さっても手間は変わらないのでは…^^;と思いました。そういうものなのでしょうか。
メニューは釜揚げ、釜玉、かけ、もり、ぶっかけ、しょうゆ、卵しょうゆうどんとあり、全て600円。
ビールやソフトドリンク香川県の日本酒麦焼酎、梅酒など飲み物は一通りありました。
他、デザートがコーヒーゼリー、プリン、ところてんと豊富に揃っているのが印象的でした。
あれ?天ぷらは?と思い店員さんに聞いてみると、セルフサービスで置いてあるものを勝手に取って清算時に自己申告する形式とのこと。つまり香川のうどん屋さんと同じ感じですね。
私がいた時は、紅生姜天、ちくわ天、かぼちゃ天、かきあげなどが揃っていました。
それではととりあえず紅生姜天を一枚(100円)。
ちょうど入れ替えのタイミングだったようで少し時間が経っていましたが、爽やかな生姜の香りが鼻に抜けてウマウマでした。
それから15分ほど待ちましたが、まだ私の前のお客さんのうどんも届いていない模様でした。
小上がり席にいた子供が「うどんまーだー?まーだー?」とドタドタやっている姿を見るのがキツいです(汗。
後から男性のお客さんが入って来て椅子に座ったのに、そのことに店員が誰も気付かず、後でばたばたする一幕もありました。
時折、厨房からトントントンと、大将がうどんを切る音が聞こえて来ます。
仕方が無いので、揚げたてですーとアナウンスされたちくわ天100円を追加で持って来ました。
こちらは流石揚げたて、ちくわ自身も美味しく感じました。
結局、25分ほど待ってようやく私のぶっかけうどんが出て来ました。
うどんは手打ちで太さ不揃い純白ねじねじ。
口に含むとやや柔らかめにしっかりと茹でられていて、うどん自体の味がしっかりと感じられます。「うおっ?」と顔がほころんでしまいました。
今までに待った時間が帳消しになる位に美味しいうどんでした。
ダシは色薄め。メニューが讃岐系なのでイリコガンガンなものを想像していましたが、そういう系統ではありませんでした。
しかし飲みやすいのにしっかりと旨みが出ていて、こちらも美味しくいただけました。
量は、600円という値段から考えると少し少なめに感じました。
開店したばかりということもあり、正直、接客のオペレーションは見ていてハラハラさせられるものがありました。また、お水の件など細かい点も中途半端に気になりました。(接客の丁寧さや物腰などはとても良かったです。)
しかし、うどんそのものの出来は非常に素晴らしく、色々とこなれて来たら間違いなく東京でも名店と呼ばれるうどん屋さんになるだろうなぁ、という素地を感じさせてくれました。
長い目でじっくり見守って行きたいと思わせてくれるお店です。