2012年の1月に、「
Eg-Blogうどん店」さんで初めてその存在を知りつつも、ずっと足を運べなかったうどん店
「肉汁うどん ふく助」にお邪魔して来ました。
Egさんに「ネオ武蔵野うどん」とレポートされていた、その特徴的なお店構えが気になっていたのです。
最寄は南武線の西府駅で徒歩10分ちょいほど。穏やかな住宅街を抜けて坂を下りて行くと、のどかな風景のど真ん中に突然大きな看板が姿を現します。
表はペットショップで、その裏がお店となっているみたいです。
屋外席も用意されています。涼しい日には嬉しいでしょうねー。
店内は広くてゆったりとした空間になっています。
ある意味うどん屋っぽくなくて、お洒落なカフェか居酒屋さんみたいだなぁ…と思っていたら、やはり夜は居酒屋さんになるのですとか。納得。
若いご夫婦さんでしょうか?店内では、調理担当の男性とホール担当の女性、といった感じのお2人が作業されていました。
私は開店直後にお邪魔したので先客はありませんでしたが、後から2組、カップルとご家族連れが入られていました。
メニューは、まず肉汁を選んで、うどんの種類を選んで、量を選ぶという三段階形式になっています。
肉汁は醤油、塩、カレー、W、鴨汁、ふく助、鳥南蛮とあり、お値段は880円から。
うどんは讃岐、武蔵野、合盛。
量は小盛200gで100円引、普通300g,中盛450gが同じ値段。大盛600gが100円増しとなっています。
それとは別に、かけうどんや冷たいうどん、自家製ラー油のピリ辛うどんなんてものも用意されています。
そして、こちらの面白いのが、厨房の前にずらりと並ぶ大皿料理。
「おうどんが出来るまでこちらの料理をおつまみ下さいねー」
と女性店員さんのお声。これ全部食べ放題らしいです。こういうサービスはとっても嬉しいです。
大皿は炒め物やサラダ、デザートのコーヒーゼリーなど揃っていて、バラエティ豊かに楽しめます。
もちろん私もモグモグと。
先に行かれた知り合いの情報によりますと、遅い時間ですと結構種類が少なくなってしまうらしいです。
色んなメニューを楽しむのであれば、早めの訪問が吉かもしれません。
と、モグモグやっている内に私のうどんが来ました。
今回はふく助(980円)+合盛を普通盛りで頼んでみました。
綺麗に盛られた二種類のうどんに、ガッツリと具材の入った肉汁が頼もしいです。
早速実食。
うどんはどちらもやや太めなのですが、武蔵野うどんの方がやや平打ち気味になっていました。
白うどんはツルツルモチモチとした食感にかすかな甘み、武蔵野うどんは褐色で粉の風味が鼻に抜けます。
どちらもしっかりとしたうどんです。
肉汁のふく助は、肉汁に椎茸の風味、油揚げを追加したものだそうです。
醤油が強いのですが、それにも増して強すぎると思わんばかりの旨みが感じられます。これは椎茸のそれでしょうか。
これに豚肉の脂の甘み、さらに油揚げが加わって、とても濃い汁に仕上がっております。
とても美味しいのですが、旨みが強すぎるため、白うどんだと繊細な甘みが飛ばされて、うどんが負けてしまう印象を受けました。
武蔵野うどんは粉の風味自体が強くてダシの旨みに負けない存在感があり、こちらの方がこの汁には合っているかなと思いました。
最後はうどん湯をいただいたので、ダシを薄めてゴクゴクといただきました。
周りののどかな風景からは想像もつかない、近代的でお洒落な、でもしっかりとしたうどんをいただくことが出来ました。
店員の女性がとても気持ち良い接客をされていたのも印象的でした。長居したくなる雰囲気ですね。カップルや家族連れがいらっしゃるのも納得です。(ペットも入店可能らしいですよ!)
夜もお邪魔してみたいですねー。