山内うどん(香川県仲多度郡まんのう町)

香川県仲多度郡まんのう町大口1010【Map

木曜休

9:00~16:00

訪問1回目 - 2003/09/05(2003/09/15更新)

10:30 山下発
11:00 善通寺駅着

善通寺駅 22号線を西へ真っ直ぐ30分ほど歩き、善通寺駅に到着しました。次の目的地は仲南の「山内うどん」です。

 「山内」の最寄り駅は黒川駅なのですが、この駅に向かう電車が来るにはまだ時間があります。ですので、ここでようやく今日初めての休憩が取る事が出来ました。ぜーぜー。

みどり書店 この時間を利用して、善通寺駅近くのみどり書店に立ち寄って「恐るべきさぬきうどん」3巻5巻を購入。
 3巻はS級指定店認定のくだりが書かれた巻、5巻は今全国に出回っている「麺地創造の巻」「麺地巡礼の巻」に載ってないエピソードが掲載されている巻です。

 前回訪問時に購入しなかったのを死ぬ程後悔しただけに、ようやく肩の荷が下りたというか何と言うか、わーい。な感じです。

 ホームで早速読んでいる内に時間になったので、電車に乗って琴平駅へ。琴平駅で一旦乗り換えて、黒川駅へ向かいます。

11:40 善通寺駅 → 11:45 琴平駅
11:47 琴平駅 → 12:05 黒川駅

黒川 黒川駅に到着しました。
 黒川駅は、ホームとぽつーんと椅子があるだけの完全な無人駅。まあ2時間に1本しか電車来ない所ですからそりゃそうなんですけど。

 ついでに言うと、帰りの電車も2時間後なんですよね。
 時間はたっぷりありますので、ゆっくりと山内へ向かう事にしましょう。

黒川 自分以外に歩いている人が全く見えない、目の前の道を北に抜け、国道を真っ直ぐ。197号線との交差点を曲がり、しばらく歩くと線路が見えて来ます。しばらく線路に沿って歩きます。

 道中は全然人がいませんが、道路は舗装されてますし民家もありますし、歩きにくい道ではありません。自動販売機も点々と存在します。受け取り口含めてもんのっすごい汚いですが…。飲み口を拭いてから飲みましょう。

看板 線路に沿って歩くと、最初の踏み切りの所に「うどん」と書かれた古看板と、そこに吸い込まれる様に消えていく車の群れが見えて来ます。踏み切りを渡って真っ直ぐ進みます。

 少し歩くと、そこには今にも壊れそうな「純手打ちうどん 山内すぐ上」の古看板が…。目の前の山道をクネクネと登るとそこには「山内」が。まさしく何でここに建ってるんだよ!と突っ込むしかないシチュエーションです。

12:40 「山内」着

山内 「山内」は、先の「宮武」大将の親戚が店を構える宮武ファミリーの一角、そしてS級指定店。薪でうどんを茹でる事でも有名で、店外には鬼の様な数の薪が積んであります。

 「恐るべきさぬきうどん」でも、その異質なシチュエーションとうどんの美味さが大絶賛され、いつしか時間帯によっては、山の下から国道まで車で行列を作ってしまう様な人気店になってしまいました。

 店内は昼時という事もあって、こんな山奥の何処に人がいるの?という位の(県外からも来ているのでしょうが)大賑わいでした。目の前にお客さんの列が出来ているので、とりあえずそれに並びます。

 列の前の人を見ると、どうやらカウンターでうどんを注文して受け取り、同じくカウンターに積んである天ぷらを取って、奥でまとめて清算するシステムの様です。前に人がいると、初めてのセルフでも安心ですね。
 宮武ファミリーなので、当然かけうどんのメニューは「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」。30分も歩いて来て喉がカラカラです。もちろんひやひやを注文しました。

ひやひや小200円
ひやひや小200円

 エッジの効いたうどんが出て来ました。表面は滑らかで少し捻じれています。早速啜ってみると、

ぎゅうぅっ

 ぬ、ぬおおおぉぉ、ものすごいコシだ。何処かの感触に似てるなーと思ったらこれは川崎の「」のそれじゃないですか。そういえば「綾」の修行先は「山内」の弟子の「あたりや」でしたっけ。やっぱ似てるんだなーと感心してしまいました。しかもコシが強いだけじゃなくてツルツル入ります。高次元でバランスの取れたすごいうどんです。

 ダシはイリコがワタシには少し強いです。ここも先の2店と同じく生姜は机の上の下ろし金に置かれているので、ここでは擦って入れたいなーと思って手を伸ばしたら、別の客に下ろし金ごと持って行かれてしまいました。ありゃりゃ。まぁ別に生姜無くても飲めますけどね…。

山内・しょうゆうどん小 美味しかったので、しょうゆうどん小200円も追加。

 こちらは相変わらず強いコシはそのままに、小麦粉の香りがプンプンします。しょうゆを入れなくても食べられる程、美味いうどんです。うどんそのものの味が味わえるという意味では、こっちの方が好きですねー。

 ここは美味しい山の水を使っているという話なので、水もお替り。水の味の良し悪しはわかりませんが、喉渇いてましたし、んまいです。

 帰りに大将に食器を返したら、ありがとなーと気持ちの良い笑顔を返してくれました。あー、宮武の大将も良いけど山内の大将も良い顔しますねー。
 山奥にぽつんと建つうどん屋さんは、遠くから歩いて来た客をも報いてくれる、最高のうどん屋でした。
山内うどん
山内うどん
0877-77-2916
香川県仲多度郡まんのう町大口1010【Map
9:00~16:00
木曜休

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