9:20 宮武発 平日、そして開店早々という事もあり、予定通りの時刻に店を後にする事が出来ました。ここからは一転、今までバスが通って来た道を
歩いて戻ります。 今まで通って来た道を、北へ北へと戻ります。丸亀南、浄水場。道中は細い道で、良くこんな所バスが通って来たもんだと思います。田んぼには半端じゃない数のトンボが、脇道にはこれまた半端じゃない数の蛙がざわめいています。
願誓寺バス亭が見える所まで来たら、バス道を外れて更に真っ直ぐ北へと進みます。
やがて広い道、22号線とぶつかりますので、そこを左折。真っ直ぐ歩くと4号線との交差点に。辺りを見回すと、そこには「うどん」の看板が。目的地
「山下うどん」へ到着です。
10:15 「山下」着 「山下」はS級指定店の一店。善通寺の名店として知られています。
「釜あげうどん」と店に書かれているにも係わらず、「恐るべきさぬきうどん」でぶっかけうどんが美味い!と書かれたために
そちらの方が有名になってしまいました。 「噛み締めがあって美味しいです」の、一鶴のキャッチフレーズがそのまま店のうどんの特徴を表しています。
(一鶴=丸亀の骨付鶏で有名な店)
最初にコミュニティバスの時間をずらして乗ったので、開店間も無くのタイミングでお店に到着出来ました。店内はまだ6~7人程。ここも人気店だけに、早めに来ておきたかった所です。
店内をおばちゃんがキビキビと駆け回っています。奥にはかなり広いスペースの厨房があって、そこでもおばちゃんがキビキビ動き回り、大将でしょうか。が、うどんをガンガン水切りしています。
とりあえず注文をして、水を入れようとコップを取ろうとすると…わ、何じゃこのコップ。そこには
ワンカップの空き瓶を細くした様なコップが並んでいました。口が余りにも細いので、水を入れようとすると氷が周りに飛び散ります。のわわわ、このコップ使えねえ~。
ぶっかけ小が来ました。生姜は宮武と同じ様に、机の上のおろし金に乗っています。
「冷たいダシで良いのね?」とおばちゃんに聞かれたので、はいと答えると、おばちゃんは隣の机からダシ入れを持ってきて…
って、あ、あのダシ入れは…
重い、持ちにくい、入れにくいで有名な「長田」系ダシ入れじゃないですかー。ワタシこれ苦手なんですよなー。何か表に
「酒」とか書いてありますし。
うぅ、そして案の定全然ダシが入らない…。机にこぼしまくりでおばちゃんこちらを睨んで来ます。ち、ちくしょー。これは苛めです。
逆セクハラです。弁護士を呼んで下さい!とかやっている内に、ようやくダシが入りました。…とほほ。
白くて中太、少しねじれのあるエッジの効いたうどんは、噛むとギュッ、ギュッ、と薄皮一枚で猛烈な抵抗をしてきます。こ…これは確かにすごい。噛み締めがあるタイプ、噛んで味わうタイプのうどんです。
以前ここのうどんの情報を集めていた時、これは武蔵野うどんに近いタイプなのかなーと思っていたのですが、
噛み出しが緩いといいますか、やはり武蔵野うどんとは違う感覚です。こういう表現でも、やはりこれは讃岐うどんなんですね。鰹の濃いめなダシも美味しいです。
うーん美味しい讃岐うどんでした。しかしあのダシ入れとコップは何とかならないのかなー。