2009年の夏頃に開店されたという、東村山市の
「つばめ亭」にお邪魔しました。
最寄り駅は武蔵野線新秋津駅。線路沿いにちょっと南へ行ったところの、先にローソンの見える角を曲がってすぐ。徒歩3分ほどです。私は西武池袋線秋津駅から向かいましたが、それでも10分程度で着きました。
お店に入る、という意味では今回が初訪問なのですが、実は前日にもお邪魔して、その時は臨時休業に当たってしまいましてorz
確認した限りでは電話番号が非公開だったので、この日もぶっつけ訪問で正直ドキドキものでした。無事開いているのを見た時はホッとしました。
店頭には「今日のうどんこ」として、使われている小麦粉の品種が袋と一緒に記入されていました。
照明を落としたやや暗めの静かな店内は、一目でレイアウトがわかるこじんまり、スッキリとした内装。ちょっと割烹の様な日本料理の様な、そんなイメージを感じさせてくれます。
手前と右手にテーブル、左手にカウンター。キャパは12~3人といったところでしょうか。大将がお一人で接客から調理までされている様でした。
メニューは関西と讃岐と武蔵野が入り混じった感じ。
(大きなメニューはこちら) ざる500円をはじめとして、肉汁、かしわおろし、きつね、こぶ、野菜天ぶっかけ、鴨汁など並んでいます。かすうどんもありますね。
麺は無料で、普通200gか中盛250g、大盛300gが選べるそうです。
通常メニューの他に目を惹くのが、別紙のオリジナルメニュー。
春のよろこび天ざる、牛もつ坦々うどん、蛤うどん、あさりと春キャベツのぺペロンチーノ…。どれも見た目綺麗で美味しそうです。
今日は暑かったので、オリジナルメニューの中から「※冷たいうどん」と書かれた桜ちらしを注文。
15分ほど大将が丁寧な作業をされた後に、冷蔵庫から器を取り出し(細かいですね~)、うどんを乗せて出してくれました。桜海老のピンクに菊の花、三つ葉が器に映えます。
どれどれうどんは…と手繰ってみると、千切りの大根も具に混ざっていました。芸が細かいですね。その下から出て来たのは直径2ミリ程度の四角い細切りうどん。
細いのですがうどん自身に甘味があって「おおっ」と思わせてくれる美味しさです。
散らされた桜海老はカラッと揚がっていて香ばしく、菊の花と三つ葉は程好い苦味があって良いアクセントに。大根の千切りが口の中をさっぱりとさせてくれます。
ダシは色が濃いのですが具材とのバランスを考えてか極めて薄味。うわー、良く考えられているなーと思いつつ最後までいただいてしまいました。
もちろんベースはうどん屋そのものなのですが、そこかしこに大将の考えが伝わってくる、とても面白い創作系うどんをいただけました。
少し残念なのは…普通だとうどんの量が少ないですねやっぱり(笑)。次回はノータイムで大盛りにしてもらおうと思います。