2011年5月にオープンしました、うどんダイニング
「武蔵野うどん じんこ」にお邪魔して来ました。
最寄り駅は東急田園都市線の三軒茶屋。駅を2丁目方面に出て徒歩5分ほど。大通りをちょっと入った所にあります。
この界隈ではとても珍しい武蔵野うどんの新店です。
なんでもうどん打ちに足踏みを一切使用しない「本手打ち」で、ダシに良く絡む「ねじれ麺」、季節を選ばない「つけ麺スタイル」がこだわりなのですとか。
木目を前面に出した、シックで入りやすい外観に内装。中はカウンターとテーブル席でキャパは15人ほどでしょうか。
スタッフは、接客の女性が一人と、カウンター向こうの厨房で作業をされている男性の方を二人お見かけ。
週末13時前後の入店で先客はなし。後から3人入っていらっしゃいました。
ちなみにお店はランチタイムではなく13時まで禁煙という事で、13時になった時点でテーブルに灰皿が並べられていました。煙草を吸われるお客様が多いのですかね。
メニューは武蔵野うどんの鉄板系メイン「肉ネギつけ汁うどん」が中心。
サイズは中300g680円から小200g600円、大盛500g880円、特盛750g1,130円、特大1,000g1,380円まで幅広く選べます。
おそらく具材の増量でしょう豚バラW(150円)、長ネギW(70円)、豚ネギW(200円)と細かい追加が出来るのも嬉しいですね。
サイドメニューの天ぷら類も豊富で、肉ねぎつけ汁うどん並に野菜天ぷら、かやくご飯、お新香のついたセット1,000円など、キッチリお腹いっぱいになれそうです。
夜は埼玉の地酒が楽しめるらしくて、カウンターに並べられたお酒のラインナップがまた美味しそうでした。
今日は肉ネギつけ汁うどんを並盛り(300g)で注文。大体10分くらいして出て来ました。
うどんはこだわりに書かれていた通りのねじくれ具合。
秩父系の地粉っぽい茶褐色ではなく白っぽい色をしていて、埼玉の平野部側や群馬のおうどんの系統を思い起こさせます。
太さは全体的にはやや細めで、その中でも太いのがあったり細いのがあったり。表面はつるっとした印象。いただいてみると固めの茹で具合。塩気と粉の風味が残っていて楽しめます。
量は300gとの事でしたが、やや少なめに感じられました。
ダシは関東風の鰹、そして豚肉の脂の甘みが感じられる濃い目のもの。しかしそれ以外にも、強くてなんとも素朴な甘めの風味が感じられます。
何かなぁと思ったら、ダシに入った長ネギに焼き目が入っていて、それが強い風味を醸し出していたのでした。これは凄く良いですね。美味しかったです。
新店らしく、既存の武蔵野うどんをリスペクトしつつ新しい要素を取り入れようとする気概が垣間見えて、何だか新鮮な気持ちでうどんをいただく事が出来ました。
こういうお店がどんどん増えていってくれると嬉しいですね。