この日は、会社の先輩のご親族のお通夜で、神奈川県は大口に行って参りました。
その時に通夜ぶるまいもいただいたのですが、まだ少しお腹に余裕があるかなぁ…という訳で、帰りに以前から気になっていた
「本格手打ちうどん じょんならん」にお邪魔してみる事にしました。
香川でも屈指の有名店
「池上」のルミ婆ちゃんこと、池上瑠美子さんの下で修行したお弟子さんが開いたお店です。
「じょんならん」とは、香川の言葉で「どうにもならない」の意味。大将が修行時代にるみ婆ちゃんにじょんならんと言われた事が由来となっているそうです。大将、ネットでもジョン君と呼ばれているのはそのためでしょうか。
先日、うどん好きな知り合いの方々がたくさん、こちらのお店の紹介でテレビに出ていらしたのを見た時から気になっていたのでした。
余談ですが、その時一緒でした社長にその話をしたら、「俺も行こうかな」となりまして。今回は車でお店まで送っていただきました。
電車で行く場合、お店は東急東横線の白楽駅から5分ほどだそうです。商店街からちょっとはずれた所に建っています。
2011年4月の開店だそうで、店内は清潔で綺麗です。ラーメン屋を思い起こさせるカウンター席のみで、テーブルのすぐ向こうは大きな厨房が広がります。
15人ほど入れそうな店内、20時前後の入店で8人ほど先客がいました。時間と場所を考えると凄いなぁと思います。
メニューはぶっかけ、しょうゆ、釜揚げ、釜玉、かけと全て550円。それにとり天や海老天など、トッピングを付けると850円になるという価格構成です。
他にはカレーうどんや肉うどん、もち入りきつねうどんなども850円です。大盛りは200円増しとなっています。
(大きいメニューは
こちら)
お昼は日替わりのランチメニューも700円でやられている様です。また、テレビで放送されていた「とろあつ」という限定メニューもあります。
お薦めをお聞きした所、とり天の乗った「親子ぶっかけ」や「親子しょうゆ」が良いですよーと事なので、今回は親子ぶっかけ(冷)を注文してみました。
大将が生地を出してきて延ばし、製麺機で切ってからうどんを茹で始めます。うーん良いですねぇ。15分ほど待って出て来ました。
綺麗に盛られたうどんは四角でやや細めの仕上がり。
口に含むと、冷たいうどんにも関わらずおよっ?と思えるほど柔らかい歯触りの後に、びよーんとした伸びを感じる事が出来ます。うわ、これは凄い。超好みのうどんです。うどん自身のかすかな甘みも感じられます。
上品なうどんの食感は機械切のためか、少しとある製麺所系のそれを連想させるのですが、このグンと来る伸び味とザラッとした表面は、それとはまた違った、丁寧な仕事振りを感じさせてくれます。
具材はかいわれ、ネギ、おろし、生姜、レモン、そして親子ということで、とり天と温泉卵が入っています。
とり天は一瞬、あれ、げそ天?と見間違える位の細長いものが三本。もちろん揚げたてでとても美味しいです。
ぶっかけダシはやや甘めかな?という印象ですが、とり天の油や卵、かいわれなどの具材の個性が強くて、細かい事はわかりませんでした。でもうどんには良く絡んで美味しかったです。
社長は親子しょうゆを注文。こちらもとても美味しそうな仕上がりでした。社長も美味しい美味しいと食べて下さったので、正直ホッとしましたり(笑)。
店名こそじょんならんですが、出て来たうどんはじょんならんとは程遠い、素晴らしくしっかりとした讃岐うどんでした。
うどん好きな知り合い方がお薦めされるのも納得!の美味しさです。次回はとろあつをいただいてみたいですね。