豊田の讃岐うどん店「
ぶっかけうどん さくら」が2011年4月に閉店したのですが、その直後にほんの少しだけ場所を移して、
「手打ちうどん 咲楽」として再オープンしました。
「ぶっかけうどん さくら」と言えば、香川県は高松「なかにし」で修行した大将がうどんを打つ、多摩地区の有名な讃岐うどん店でした。
そちらが店名を変えて再オープンという事でずっと気になっていたのですが、先日、多摩地区にお邪魔する機会があったので、こりゃ行かねばと立ち寄って来ました。
お店の場所は、JR豊田駅前の大通りを北にずーっと真っ直ぐ右手。
以前とほとんど変わらないので記憶があやふやなのですが、「ぶっかけうどん さくら」よりもほんの少しだけ先に行った場所だと思います。
店頭に以前はなかった、2台分ほどの駐車スペースがある事にびっくりしながら中に入ると、そこにはぐっと広くなった店内が。
中は意図的に照明を落としているのかやや暗めで、机を横に並べた形の大きなテーブル席が奥から三列並び、さらに左手から奥にかけて壁から小さなテーブルが突き出していて、混んでいる時は立ち食いでもうどんをいただけそうです。
30人以上入れそうですね。15時過ぎという中途半端な時間もあり、先客は4人ほどでした。
右手にはセルフっぽいスペースが設けられていて、その奥から大将が明るく「いらっしゃーい」と声を掛けて下さいました。
メニューは以前よりも少しだけ高くなっていました。それでもかけうどん1玉400円からです。安いですね。ぶっかけ、醤油、冷やし、湯だめも同料金。肉うどん、肉ぶっかけ、カレーうどんが1玉600円。1玉増すと100円増しです。
注文方法はセルフ方式の前払いに変わっていました。入って右のスペースでメニューを大将か奥様に伝えて、天ぷらやおでんを取って、奥のカウンターで支払い。
茹で置きの玉がない時は注文後、呼んでくれるのでちょっと待ちます。私も少し待ちました。
その間手持ち無沙汰なので、おでんの牛すじ150円を一本いただいてもぐもぐ。
薄味でコリコリしていて優しいお味で美味。久しぶりの辛子酢味噌もウマーで、これだけでお酒が飲めてしまいます(この日は頼みませんでしたけど)。
しばらくして、大将から呼ばれてうどんをいただきました。
今回はシンプルにかけうどん1玉です。ネギは最初からかかっていました。
以前に比べるとダシの色が濃くなった様な気がしますが、以前いただいた時の器は白かったので、そう感じるだけかもしれません。
ダシからはイリコも感じますが、以前よりも少しだけ関東風に寄ったのかな…?という印象です。ひやかけも頼むともう少し以前との違いがはっきり掴めそうだったのですが、残念ながら時間がなかったので今回はパス。
うどんはもちろん茹でたてです。
やや細めから中太といった太さで、四角からやや中が外に張った様な形は以前と変わらぬもの。噛むと茹でたてなのにふんわりとした食感で、こちらも昔いただいた時と同じうどん。美味しかったです。
ちょっとダシの雰囲気が変わった気がしますが、うどん自身は以前と変わらない印象で、美味しくいただけました。
お店が広くなって、前よりもゆったりいただける様になったのは良いですね。