Twitter上の書き込みで、小倉肉うどんのお店が神田にあるという情報を見て、こりゃいてもたってもいられない!と行って参りました。
店名もそのまま
「どき肉うどん」。2011年12月に開店したばかりだそうです。
お店は都営新宿線小川町駅を出て徒歩3分ほど。大通りから一本中に入った所にあります。「丸香」や「武膳」などのあるうどん激戦区のすぐそばですね。
小倉肉うどんは、別名を「どきどきうどん」とも言う北九州市小倉の名物うどんです。
牛のほほ肉やスジ肉を使った肉うどんの事で、脂で「ぎとぎと」していたダシをお客さんが「どぎどぎしている」と表現した事から転じて、どきどきうどんと呼ばれる様になったそうです。
個人的にも昨年末に小倉にお邪魔していただいて来ました。とても印象的なうどんでした。
きっしいさんのDBで見る限り、東京にもどきどきうどんを掲げるお店が以前(2003年位)あったのですが、残念ながらそこは、なくなってしまったみたいでして…。
今回の開店は、個人的にメチャメチャ嬉しいニュースだったのでした。
黒と赤で男らしくビシッと決めた店内は小さめで、5~6人も入れば一杯になってしまうのでは?という位です。二階にトイレがあるみたいですが、そちらに席があるかどうかは残念ながら確認出来ず。(食べログを見ると15席ありますとか)
週末のお昼時で先客2人。ただ、この辺りは平日の方が混むだろうと思います。
ハキハキした男性店員さんがいらっしゃいませー!と出迎えて下さいました。
メニューは名物の「どき肉うどん/そば」が590円。普通の汁うどん/そばが390円。
トッピングに肉ダブルは200円増し。ねぎダブルが100円増し。他にどき肉を使ったどき肉丼650円なんてものもあります。うう、こちらも食べたいかも…(笑)。
テーブルにはうどん用唐辛子が。
見るからに辛そうなので私はパス^^;
今回はオーソドックスにどき肉うどん590円を注文。5分ほど待って出て来ました。
最初から生姜がガッツリ乗っています。生姜がいらない方は先にお伝え下さいとのことです。
真っ黒なダシはまさしく小倉肉うどんのそれ。醤油醤油していそうな雰囲気ですが、飲むとそれ程までにはしょっぱさを感じず、かすかに鰹の風味を感じる上からほほ肉の脂がまろやかに舌を包み込んで、好感の持てるお味。
とはいえ、これだけ飲み続けると脂もあるので流石にきついです。が、そこで生姜をガッツリ溶かすと良いアクセントになってガンガン飲むことが出来ます。
ほほ肉はやや少なめながらも存在感抜群。柔らかく煮込まれていて、フワフワの脂身の風味もたまりません。
ダシやほほ肉に比べるとうどん自体にはあまり特徴が無いのですが、小倉でいただいた時もそんな感じでした。細めで四角くカッチリとしていて、ダシには良く馴染みます。
量は正直かなり少なめでそこだけが残念でしたが、替え玉が80円と格安で出来るので、物足りないと思う方はそちらを試してみれば良いのかなと思いました。
北九州市の小倉肉うどんと比べると少し関東ナイズされているのか上品な印象。
現地のお店は地元に根付いていて結構独特な雰囲気なので、そちらに比べるとこちらは一見さんでも入りやすくて良いかも思いました。(もちろん現地で味わえる雰囲気は、それはそれで凄く楽しいのですよ~)
男らしいうどんが好きな方は是非、一度試してみて欲しいなーと思ううどんです。