東十条にうどんの新店が出来たとの話を聞いて、早速お邪魔してみました。
店名は
「貫太」。場所はJR東十条駅北口を出て左手、階段を上った先でさらに左を見るとあります。
失礼ながら、あまりうどん屋がある雰囲気ではない様な場所だったので、最初に見た時は「おおっ!?」とビックリしてしまいました。
高くて美味しいのは、当たり前。安くて美味しい自家製麺な讃岐うどんのお店だそうです。
喫茶店を改装した様な綺麗な店内は、フランスのイラストレーター、レイモンド・サビニャックの絵が飾られBGMはジャズ、とちょっとお洒落な雰囲気。
入った左手にカウンターが4席ほど、右手にテーブル席が10席ほどあり、カウンターの奥で腰が低くて丁寧な大将が接客をされていました。平日のお昼時で先客は2人。
「安くて美味しい」を掲げているだけあり、メニューは確かにどれも安いです。
かけ、ざる、ぶっかけ、おろし生姜うどんが380円とセルフ並のお値段。カレーや釜玉が480円。一番高い天ざるでも650円です。
大盛りは100円増し、天ぷら単品は大体100円前後、オプションのきつねは100円、大根おろしやレモンは50円とのこと。
今回はかしわざるうどん550円を注文。お値段がお値段なのでうどんは茹でおきかなと思ったら、しっかり10分以上待って茹でたてが出て来ました。これは嬉しいです。
うどんは白くて四角いストレート麺。
量はやや少なめ。噛むと固さはなく程好い柔らかさにモッチリ加減。ちょっと歯に染みる冷たさ。味はあります。
ダシは醤油メインですが濃すぎずサラッとしています。飲むと舌に砂糖の甘味を感じました。ダシの印象はあまり無かったのですが、これは私の鼻が風邪で馬鹿になっていたからだと思います。
生姜などの薬味を入れると甘味と辛味のバランスが取れて美味しくなりました。
かしわ天は、どちらかと言えば天ぷらというよりは唐揚げの様な印象。小ぶりのものが5個に添えられているのはレモン。もちろん揚げたてです。
下味がしっかり付いているのか、そのままでも美味しくいただけました。
場所柄を考えればビックリする位に良いコストパフォーマンスのお店でした。
讃岐うどんかと聞かれると正直悩みますが、食べる方に関して言えば、この値段でこれを出していただけるなら文句はありません。
一回見つけてしまえば大丈夫なのですが、お店がちょっと死角になっている事と、外から見ると店内がやや暗くて入りにくいのが少し勿体無いかもしれません。
幟を2mくらいずらすだけでも見つけやすくなると思うのですけれども…。頑張って欲しいお店です。