王子にあります武蔵野うどんのお店、
「香麦」にようやく行く事が出来ました。
いや、あのですね。ようやくと言いますのはですね。
こちらのお店、先日からマイミクさんの間ですごく話題に挙がっていまして、ずっと気になっていたのですよ。
そこで先々週、早速出かけたのですが、その時は麺切れでお店が閉まっていましてorz
先週もお邪魔しようと思って電話をかけたのですが、この時もやはり誰もお出になりませんでorz
三度目の正直でようやくお邪魔出来たのです。幟が立っているのを確認出来た時は、本当に涙がちょちょ切れそうになる位に嬉しかったです(TT)
ととと、話を戻しまして。
お店は王子駅から西に向かって徒歩7分ほど。
駅から歩くとちょっと不思議な道筋になっているので混乱されるかもしれませんが、基本的には大通り沿いなので、慣れさえすれば簡単に行けると思います。
開店は2010年9月だそうです。
店内は席間が広々とした作りになっていて、右手にカウンターと左手に小上がり席。15人も入れば一杯になってしまいそうです。13入店で先客は2人。
若いお兄さんが接客を、奥の厨房で大将らしき方ともう一人の方が作業されていました。
メニューは「定番」と書かれた肉つけうどんが680円。きのこづけ650円。野菜づけ650円。武蔵野うどんを標榜しているので、やはりつけうどん系のメニューが多いのです。でも、肉かけうどん680円など温かいメニューもきちんとありました。冬場などは嬉しいですよね。
ちなみに普通盛りは麺300g。大盛りは400gで100円増しだそうです。
定番の肉つけうどんを頼もうと思っていたのですが、壁に貼られた「まかないうどん第一弾」と書かれたメニュー「冷肉かけ」が気になって仕方なかったのでそちらを注文しました。
10分ほどして出て来たので、多分注文を受けてから茹でてもらえるのだと思います。丼には豚肉がたっぷり盛られて嬉しくなります。
うどんは幅はやや広め、そして平打ち気味。
噛むとやや固めの食感で粉の風味がふんわりと。あぁ、これは美味しいですねぇ。噛み締めて嬉しいうどんです。国分寺の
「甚五郎」のうどんをちょっと細めにして、ちょっと硬くした感じに近いでしょうか。武蔵野と言えば武蔵野なのですが、それよりも少し洗練された印象を受けました。
余談ですが、長野の製粉会社の粉が置かれていましたよとのお話を、後でお店に寄られた知り合いの方に教えていただきました。
ダシはお肉が盛られているにも関わらず鰹がスッキリと感じられて、こちらも洗練されたイメージ。メニューを見た時に有名な蕎麦屋さん「角萬」の冷や肉をイメージしたのですが、それよりも上品な感じです。これならかけうどんも美味しいだろうなぁと思わせる美味しいダシでした。
(注:私は角萬の冷や肉の濃いダシも好きですので誤解なさりませんよう~^^;) お肉は盛られたネギとも相性抜群で最後まで美味しくいただけました。小皿のキュウリも箸休めに丁度良い塩梅でした。
現代風の武蔵野うどんとでも言うのでしょうか。メニューの内容そのものは武蔵野うどんそのままなのですが、そのイメージを保ちつつ、より一般の方にも受け入れられやすい様に工夫をされている印象を受けました。大盛りで頼まなかったのを後悔する位、個人的に満足出来た一杯でした。
大将も腰が低くて爽やかな雰囲気。また行ってみたくなる魅力に満ち溢れたお店です。