石川台で人気のうどん屋さん
「うどん居酒屋 夏目家」にお邪魔して来ました。
なんでも、ホームページのニュースレターを拝見するに、元々生地屋をされていた大将が、大阪や香川でうどんを食べ歩き、生地屋を閉められた後に開いたお店なのですとか。(間違えていたら済みません)
うどんの美味さは当たり前、ダシにも命をかけていますとのこと。
「うどん居酒屋」を冠しているだけあって、夜も楽しめるうどん屋さんの様です。お店は東急池上線の石川台駅を出て、坂を下りて一つ目の十字路を右に行けばすぐです。
大きな建物に黄色い看板が目立つのですぐわかると思います。
年季が入っている様に見える店内は、天井が高くて何だか懐かしい感じ。不思議と落ち着きます。テーブル席のみで50人位は入れますでしょうか。女性店員さんがテキパキと動き回っています。
お昼時の入店で店内7割ほど席が埋まっていまして、お店を出るまで、ひっきりなしにお客さんが入れ替わっていました。人気店ですね。
メニューは凄く多いです。大将のやる気が垣間見えて圧倒されてしまいます。
お子様うどん290円を除けば、かけうどん400円が一番安いのでしょうか。ざるやたぬきは430円。きつねが500円。かき揚げなどの天ぷら付きや鍋焼き系のメニューも豊富。牛の西洋風煮込みうどんなどのオリジナルメニューもあります。
その中でもひときわ気になりましたのは、店頭で見かけたこちら。
オリジナルメニューの
ふっわふっわ焼うどん…。どんなものなのか想像が出来ません。
そんな訳で、今回はこちらを注文してみる事に。
10分ほど待って出て来ましたのがこちら。
うどん見えません。 説明の所には「お好み焼き いいえ 明石焼き いいえ それをおだしで食べる」と書いてあります。
ともあれいただいてみますと、丼に乗っている「ふっわふっわ焼き」なるものは、小海老などの魚介が入った明石焼きを平べったくしたものの様に感じられます。
食感はまさしくふっわふっわ。レンゲで掬うと、こぼれたふっわふっわ焼きがまるでかきたまの様にダシに染みて行きます。おおお、これは美味しいです。ふっわふっわ焼きそのものも美味しいのですが、これは何よりもダシの手柄です。
そのダシは、瀬戸内海の白口煮干を使っているのですとか。綺麗な黄金色をしています。
ホームページを拝見しますに、こちら夏目家さんの大将は香川の有名店でいただける煮干煮干したダシがあまり得意でない様な事を書かれていまして、それでも香川の他のお店でいただいた白口煮干には感動したのですとか。そして、そちらを使っているのですとか。
ふんわりと香り高く、あまり煮干の風味は主張せず、しかし旨味はたっぷりのどちらかといえば関西よりの風味。確かに納得の美味しさです。
ふっわ(ryの中に隠れていたうどんは四角く中太。やや固めの噛み心地。
特徴的な丼と比較するとシンプルな形状なので、こちらはどうかな?と思っていたのですが、食べてビックリ。しっかりとした甘みを感じるではないですか。個人的にはダシよりもむしろうどんにビックリしてしまった位です。美味しかったです。
全体的に大満足だったのですが、強いてすこーしだけ気になったのが冒頭のふっわふっわ焼きでした。
写真でも見えますが、焼いてあるためなのか、食べ進めるとほんの少しだけ焦げた苦味を覚えるのです。これが無ければ文句なしという感じでした。とはいえレベルが高い印象には変わりないです。
接客も良く、居心地の良い人気も納得のうどん屋さんでした。お酒も豊富ですし、夜のおつまみや天ぷらなども試してみたいですね。