箱根に行きました。
せっかくの遠出だし、どこか箱根に良いうどん屋さん無いかなー…と調べてみた所、ちょうど通り道に
「絹引の里」という、特殊なおうどんを出すお店がある事が判明。早速立ち寄ってみました。
お店は、海賊船のある元箱根港のすぐ目の前に建っています。ごくごく普通のお蕎麦・うどん屋さんの外観で、有名店らしく周りにはお客さんがたくさん。入り口で名前を書いて待ちます。
ちょうどお昼時にお邪魔して、待ち客は18人ほど。
ただ、目の前のお客さんが11人ほどの団体だったのですが、混雑で帰ってしまったため、15分ほどの待ち時間で入店出来ました。ちなみに席数は130ほどあるそうです。
こちらの名物は
「絹引うどん」。
三島市で取れる黒ごぼうの汁を焼炭で灰汁を抜き、胡麻風味に仕立てた自家製の細うどんだそうです。
メニューには、この「絹引きうどん」を使った、冷たい「絹引せいろ(1,050円)」、「絹引雪割(1,260円)」、「絹引天せいろ(1,890円)」の三種類。
温かい「絹引生姜うどん(1,050円)」「絹引天ぷら生姜うどん(1,365円)」の二種類があります。各大盛りは315円増しです。
他に、普通の蕎麦やうどんメニュー、かつ丼などのご飯物も揃っています。
今回はもちろん名物の絹引うどんを注文。
私は雪割にしてみました。大根おろしと貝割菜、山菜などがうどんの上に乗ったせいろです。
うどんは極細で一瞬蕎麦と見間違う程です。所々に黒い粒粒が見えます。いただいてみると、確かにほんのりとした胡麻の風味が舌に広がって美味しいです。喉越しも良くて、食感はまるで素麺の様です。
つけダシはスッキリと鰹の効いた、蕎麦屋で出てくるつけダシに近い、洗練されたイメージ。とても美味しかったです。うどんを食べた後は(絹引うどんですが)そば湯もいただきました。
奥さんは絹引天ぷら生姜うどんを注文。こちらは温かいうどんです。ダシに浸っていると、ますます見た目蕎麦と変わりありません^^;
一口いただきましたが、天ぷらの衣がこれまた上品なダシに溶け込んで、それにピリッと舌を刺激する生姜の風味も相成って、隙の無い美味しさでした。
失礼ながら、うどんをいただいてみるまでは、いかにも観光地にあるお店…というイメージが頭にあったのですが、いただいたうどんは思わず人に勧めたくなるくらい、レベルの高いものでした。
ただ、少々お値段が張るのが厳しいところですけれども…^^;旅の思い出に立ち寄ってみるのは十分アリだと思います。