開店当初から各所で話題に上がっていた、
「肉汁うどん 夕虹」にお邪魔して来ました。
最寄り駅は丸の内線の新高円寺駅。五日市街道を15分ほど南下した所にあります。
なんでも、元ラーメン店出身の大将が開いた、自家製麺ゴリゴリの武蔵野うどんを出してくださるお店なのですとか。
白とオレンジを組み合わせた清潔感のあるポップな店構え。店内はスペースが広くゆとりある造りをしているのですが、席数はカウンター席のみ8席とやや少なめです。多分、大将の目の届く範囲でという配慮なのだと思います。
厨房では若くてスラッとした大将が一人で作業されていました。
先日、「元咲」での宴会の時に大将にご挨拶しまして、そのことを大将覚えていて下さいました。私、恐縮のあまりペコペコと汗かきながらご挨拶。
お昼頃の入店で半分ほど席が埋まっていて、その後あっという間に満席に。待ち客まで出ていました。あまり周りにお店の少ない所にあるにもかかわらず、素晴らしい繁盛ぶりです。地元の方にすっかり認知されているんだなぁと思いました。
メニューは並、中、大とサイズが分かれていて、うどんの量が並370g、中450g、大600gとかなりのボリューム。さらに大盛りに100円増しすれば750gの特盛りもやっていただけるそうです。
お値段は並サイズが肉汁730円、きのこ汁730円、肉きのこ汁780円、肉きのこカレー汁780円となっています。肉きのこ汁は肉茄子汁への変更も可能とのこと。肉増しは200円だそうです。
肉汁うどん並盛りを注文したら、大将が
「今日はいつもよりうどんが細いんです。済みません」とお声を掛けて下さいました。
しかし15分ほどしまして出て来たうどんは…見るからに太いです(笑)。いつものうどんの太さが気になる所です。ちなみにうどんに添えられた味付玉子は、元咲でご挨拶しましたので、という事でサービスでいただいてしまいました(^^どうもありがとうございます。
うどんは濃い茶色がかっていて、四角くねじねじして角がホロッとして美味しそうです。食感は粘りというよりはやや固めなもの。太いので熱が通っているのか心配していたのですが、ちゃんと芯まで茹でられています。
そして鼻に押し寄せてくるのは、粉のすごい香り、舌には粉の甘味。啜る事はもちろん出来ず、モシャモシャ食べて楽しくなるうどんです。実際、食べている間ずっと顔がニヤニヤしていました。我ながら気持ち悪いです(苦笑)。
また、味付玉子は黄身がトロトロしていて味付の濃さも絶妙。これのためにこのお店に通っても良い位の美味しさでした。
肉汁はきのこも油揚げも入って、これだけでおかずになりそうな位にボリューム満点。反面見た目ちょっと脂が強そうかも…と思いきや、意外にも甘味は抑え目で風味はあっさりしています。
さらに、上からは魚粉の香りが楽しめます。意外に魚粉はうどんにも合うんですよね。食べるのが一段落すると魚粉が下にたまるせいか、今度は肉汁の風味が強くなってまた面白いお味でした。
肉汁やうどんやラーメンで培った技術が高いレベルで融合されていて、ある意味新しい、素晴らしいうどんをいただくことが出来ました。どうもご馳走様でした。
個人的な要望としましては、熱盛りも絶対に美味しいと思うのでいただいてみたいのですけれども…どうなのでしょう。今度お聞きしてみたいと思います(^^ゞ