高松高校といえば、高高の通称で知られる香川県立高校。そのＯＢが集まって作ったうどん屋が「葱坊主」です。東京都下の吉祥寺にお店はあります。

　ちょっと調べてみたのですが、高高ＯＢの方が開いているお店って、その親族を含めれば「一滴八銭屋」や「でですけ」も数に入るんですね。どちらもレベルの高いうどん屋。やはり香川の血がそうさせるのでしょうか。バスに乗って、久々に讃岐うどんを食べに行ってみる事にしました。


　吉祥寺でバスを降りて、ＪＲ吉祥寺駅の北口に回り、目の前左のダイヤ街を入って…あらら、着いてしまいました。メチャメチャ駅前じゃないですか。すごい立地の良い所にあるんですねぇ。

　細長い階段を登ると…そこはすでに大入り満席状態の店内。うわー綺麗な店だな。テーブルが4～5席とカウンター席という配置。カップルから親子連れまで幅広い年齢層がうどんを食べています。

　時間が時間で昼真っ只中だから、というのもありますけど、吉祥寺という華やかな街で、讃岐うどん屋が繁盛しているというこの状況、何だか嬉しくなってしまいます。外でメニューをもらって、１０分程待ってから店内へ通されました。


　夏限定で冷ぶっかけうどんがメニューにあったので、それを注文しました。うどんの上には大根おろしとネギ、そして細かいちくわがたくさん。別皿で天かすとオロシガネ＋生姜。醤油豆がサービスで付いて来ました。おぉ、醤油豆は初めて見ました。味が染みていて美味しいです。

　うどんは細めで、固め…と言いますか締めてあります。ダシはガンガンにイリコが効いています。それは決して薄くは無く、なおかつ美味しいダシなのですが、しかしながら全然うどんに絡みませんでした。

　…なんででしょ。うどんもダシも美味しかったんですが、何だかバランスが取れていない感じで、非常に勿体無い印象を受けました。うどんて難しいんですねえ。