大手町の経団連会館の地下で讃岐うどんが食べられる、という事で気になっていた
「土三寒六」にお邪魔して来ました。こちらも平日に有休を取ってお邪魔して来たので、スーツの中一人私服で少し恥ずかしかったです(笑)。
ちなみに、お店の名前の由来は「土三寒六常五杯」。四季における、うどんを打つ際の塩と水の丁度良い比率を表す口伝です。(もっとも、今この比率の塩水でうどんを打ちますと、かなりしょっぱいうどんが出来てしまうのですけれども^^;昔と今では塩の純度が違うからだそうです。)
経団連会館は2009年に新しくなったそうで、外観も中もとても綺麗です。奥に長い店内はカウンター席のみで、店の奥にも真ん中をぐるりと取り囲む様なカウンター。30人近くは入れるでしょうか。
ランチタイムを外した14時過ぎの入店で先客は5人ほど。いわゆる注文を聞くタイプの一般店ではなく、食券を購入して店員さんに渡すセルフに近い営業形態の様です。私の時は店員さんがうどんを持って来て下さいましたが、忙しいランチ時はどうなるのかわかりません。
で、食券機がこんな独特のタイプでとてもハイテクな感じです。一番安い五目うどん並が550円、おろしぶっかけうどんが650円、他に豚肉ぶっかけ、梅しそわかめ、大判きつね、豚肉汁つけ麺、鶏天おろしぶっかけ、チーズカレーとありました。大盛りはそれぞれ100円増し。
店内の紙メニューには他にも色々書かれていたので、夜はまた違うメニュー構成なのかもしれません。
今回はシンプルにおろしぶっかけを頼んでみました。大体5分ほどの待ちでサッと出て来ました。
なんだかすごく量が多く見えます。私が頼んだ並でも350g、大盛りで500gあるそうで^^;
うどんは黄色みがかったもので四角、太め、均一な太さ。で、角がちょっと取れています。これは多分見込み茹でしているからかなーと思います。
食べてみるともっちりとしていて甘味も感じられ、お?と思ってしまいました。素直に美味しいです。ダシは具材に鰹節が入っていたから、というだけではないと思うのですが、節の風味がしっかりとしていてこれまた美味しかったです。
個人的な好みからは少し外れるのですけれども、それでも充分に美味しいと感じさせてくれるうどんでした。この位のレベルのうどんに東京で普通に出会える様になって来た事に、何だかビックリしてしまったといいますか。良い時代になったなぁ、と感慨に耽ってしまいました。
量も満足出来る位ありますし、お近くの方は足を運んでみても損はしないと思います。